全日空商事はこのほど、グループ会社であるANA FESTAが運営する空港内ギフトショップ「ANA FESTA」における、夏の"空弁"売上数ランキングを集計し、主要5空港のベスト5を発表した。

羽田空港の空弁売り上げランキング

「空弁(そらべん)」とは、一般的に空港内で売られているお弁当のことを指す。同ランキングは、7月19日~8月17日の計30日間にかけて、1個500円(税込)以上の弁当を対象とし、数量ベースで順位付けした。

羽田空港の1位は「万かつサンド」(肉の万世)、2位は「シウマイ弁当」(崎陽軒)、3位は「ヒレカツサンド」(YOSHIMI)となった。4位は「サンドイッチレストラン」(YOSHIMI)、5位は「さぼてん特製ヒレかつサンド」(とんかつ新宿さぼてん)がランクイン。上位5つのうち3つが「カツサンド」という結果になっている。

新千歳空港は、ロングセラーの「石狩鮨」(佐藤水産鮨)が1位となった。新千歳空港担当によると、北海道ならではの食材を使ったお弁当が1,000円以下で味わえるコストパフォーマンスの高さが人気の理由だという。2位は「サンドイッチレストラン」(YOSHIMI)、3位は「牛屋江戸八の肉むすび」(牛屋江戸八)、4位は「北の海 幸づくし」(佐藤水産鮨)、5位は「ヒレカツサンド」(YOSHIMI)だった。

新千歳空港の空弁売り上げランキング

伊丹空港では、利用者のニーズに合わせご飯ものを取りそろえている。1位は、空弁の火付け役と言われる「焼さば鮨」(小浜海産物)だった。2位は「たこむすびめし」(淡路屋)、3位は「日本の朝食弁当」(淡路屋)、4位は「夏の色彩弁当」(淡路屋)、5位は「神戸のステーキ弁当」(淡路屋)となっている。

福岡空港では、鶏肉の消費量が多い九州地方の空港ということもあり、鶏肉をメーンにしたお弁当が2つランクインした。1位は「ヒレカツサンド」(YOSHIMI)、2位は「サンドイッチレストラン」(YOSHIMI)、3位は「明太牛たん丼」(やまや)、4位は「チキン南蛮弁当」(マンジャ)、5位は「日向鶏チキンカツ弁当」(マンジャ)だった。

那覇空港では、沖縄のご当地グルメ「ポーク卵むすび弁当」が1位になった。2位は「大東寿司」(割烹 喜作)、3位は「黒糖味噌かつサンド」(沖縄ケータリング)、4位は「美らサンド」(沖縄ケータリング)、5位は「愛サンド」(沖縄ケータリング)。「空弁」の定番商品であるサンドイッチも、黒糖・ゴーヤー・沖縄県産豚など沖縄ならではの食材を使ったご当地ものが上位に入っている。