エステーはこのほど、秋の衣替えシーズンに向けて、20代~50代の主婦400名を対象に8月に実施した、「服の収納(衣類収納)と衣替え」に関する調査結果を発表した。

主婦の約半数が「衣類の片付けが苦手」

「普段の衣類収納について」

調査ではまず、「普段の衣類収納について、あなた自身に最も近いものをお選びください」という質問をしたところ、最も多かった回答は「収納せずに部屋にそのまま置いてある衣類がある(44.3%)」だった。「いつも衣類で部屋が散らかっている(2.8%)」という意見と合わせて、半数近くの主婦が、部屋の衣類を完全に片づけられていないことが判明した。また、衣類収納のスペースや自分の作業に対する満足度についても、過半数の主婦が「満足していない」と回答。衣類収納が、主婦にとって、大きな悩みの種になっているようだ。

「衣類収納についての不満な点」

具体的にどういった点が不満なのか尋ねたところ、「全体的に収納スペースが少ない(75.1%)」が断トツのトップとなった。「快適な衣類収納を実現するには、限られたスペースを有効に活用することがポイントといえそう」と同社。次いで「衣類を出し入れしにくい(44.8%)」や「家族が自分で収納してくれない(41.2%)」といった不満も多かった。

ちなみに、満足しているという人に上手な衣類収納のコツを聞いたところ、「日ごろのこまめな整理」という意見が圧倒的だった。

主婦の7割超が「衣替えはひとりで行う」と回答

「衣替えを行っている人は?」

続いて、「衣替えを誰が行うか」という質問をした結果、「主に自分ひとりで行う(72.3%)」が圧倒的多数だった。調査では「家事の分担や女性の社会進出が叫ばれる中、衣替えは、いまだ多くの家庭で女性の作業になっている」とコメントしている。

「衣類収納の満足度」

次に衣替えを行う際、主婦がひとりで行う場合と、家族の誰かが協力する場合とで、「衣類収納の満足度」にどのくらいの違いがあるのか調査した結果、主婦がひとりで行う場合は、「とても満足している」「やや満足している」と答えた人は21.1%だった。対して、家族と一緒に衣替えする場合は33.3%という結果に。主婦がひとりで行うよりも、割合にして約1.6倍の主婦が満足していることがわった。

なお、家族の参加を促すコツを聞いたところ(自由回答)、「一緒に作業するスケジュールを決める」「家族が片づけやすいよう準備する」といった回答が多く寄せられた。