フジテレビ系のバラエティ番組『ひろいきの』(毎週月曜25:30~25:45)が8日に放送され、お笑い芸人・有吉弘行の名言が紹介された。
この日は有吉の名言を知る"生き証人"として、インスタントジョンソン、鬼ヶ島・和田貴志、360°モンキーズ・山内崇ら後輩芸人たちが出演。"メディア初公開"と銘打って、それぞれが名言を聞いた時のエピソードトークを披露した。
インスタントジョンソン・じゃいが語ったのは、約10年前の名言。ダチョウ倶楽部・上島竜兵を囲む「竜兵会」の新年会が毎年、相方・スギ。の自宅で行われ、有吉はベッドのシーツを破いたり、後輩の携帯電話をビールの中に入れたり、とにかく破天荒な振る舞いをしていたという。そんな時に残した言葉が"お笑いにタブーなんてないんだよ"。有吉は記憶になかったようだが、「(タブーは)俺らが考えることじゃない。クソみたいな若手芸人がね『いや、それカットでしょ』みたいなことを言うんですよ」と苦言を呈しつつ、最後は「タブーだらけよ。お笑い界、テレビ界なんて! ダメダメ勝手なことしちゃ(笑)」と本音を漏らして笑いを誘った。
2011年のキングオブコントで5位になって以降、バラエティ番組の出演機会が増えた鬼ヶ島。和田は有吉と直接面識はなかったが"最近の若手はネタは頑張るのに番組は頑張らない"という言葉をマシンガンズの2人から知り、バラエティ番組との向き合い方が変わったという。マシンガンズから聞いた「バラエティをなめんじゃねぇ!」という有吉の言葉が耳に残り、そのことをきっかけに鬼ヶ島は出演番組が決まるたびに集まっては、シミュレーションを欠かさず行っている。有吉は「言ったことあります」と認め、「僕は1つ1つ時間をかけてやっていた。夜眠れないくらい。徹夜で行くことも多かったですよ」と回顧。しかし、これはウッチャンナンチャンの南原清隆から受け継いだ言葉"1つの番組に出るときには10個ぐらい用意していけ。1つでもできたら今日はよかったと思って帰りなさい"だったことを明かした。
また、360°モンキーズ・山内が紹介したのは、約7年前の竜兵会で「大喜利をやりたい」と言い出した上島竜兵が、スベった時に言い放った一言。上島が出したお題は「森繁久彌が『俺はもうヤバいな』と思った時はいつ?」。終始黙り込んでいた上島だったが、周囲から促されてようやく出したのが「グラスの中に小さい森繁久彌がいる」で、宴席は水を打ったように静まり返った。その静寂の中、有吉は「いいからタクシー代出せよ」と吐き捨て、その場は爆笑。2000円を渡した上島に「1枚足んねぇよ」と追い打ちをかけ、さらに笑いを誘っていたという。