多摩動物公園は9月11日~23日、「秋の鳴く虫展」を開催する。

「秋の鳴く虫展」会場では、虫売り屋台と竹かごを用意した

日本に古くから伝わる、"鳴く虫"を楽しむ文化に触れる

同展は、猛烈な暑さも影を潜め、秋の気配が感じられるようになってくる季節に開催する、毎年恒例のイベント。

今年は、鳴く虫たちの生息環境をガラス水槽に再現し、野外での暮らしをイメージできるような展示とした。また、江戸時代に町の中を売り歩いた虫売り屋台とともに鳴く虫たちが、伝統的な虫かごで並ぶ。

会場では、身近に暮らしているコオロギをはじめ、キリギリス、マツムシなど合計10種ほどの鳴く虫を見ることができる。"文化の秋"に、日本に古くから伝わる鳴く虫を楽しむ文化に触れ、鳴く虫の暮らしに思いを馳せる機会となるという。

左「ヒガシキリギリス 」と、右「クツワムシ」

開催日時は、9月11日~23日 9時30分~16時30分(入園は16時まで)。場所は、多摩動物公園 昆虫園本館1階 ふれあいコーナー(東京都日野市程久保7-1-1)。休園日は、毎週水曜日(祝日のときは翌日)。入園料(税込)は一般600円、中学生200円、65歳以上300円。小学生以下および都内在住・在学の中学生は無料。