デング熱に伴う各種施設の閉鎖などが増えてきた

東京都の新宿御苑は9月7日、東京の代々木公園周辺などでデング熱の感染者が増えていることを受けて、同公園を同日より閉園させた。デング熱の感染者拡大防止のため、一時的に閉鎖された関東地方の主要な施設をまとめた(情報はすべて9月7日正午時点のもの)。

デングウイルスを原因とするデング熱に感染すると、発熱や頭痛、筋肉痛、皮膚の発疹などの症状が出る。主な感染経路は、ウイルスに感染した蚊。蚊がウイルスに感染した人の血を吸い、体内で増殖させた後に別の人間を吸血することで、デングウイルスが感染する。ヒトからヒトに直接感染することはない。

代々木公園

東京都渋谷区の代々木公園は、9月3日に公園の蚊の採集を実施したところ、調査地点10カ所のうち4カ所で採集した蚊がデングウイルスを保有していたため、翌4日より公園内のおよそ8割にあたる中央広場や噴水池のある公園北側の地区を閉鎖。公園の再開時期は未定となっている。

国立オリンピック記念青少年総合センター

代々木公園に隣接する同センターでは、「B棟前ウッドデッキ周辺」など、一部の施設や出入り口の利用を禁止したほか、代々木公園に隣接する同センターの外周道路を利用しないように呼びかけている。

新宿御苑

渋谷区と新宿をまたぐ新宿御苑でのデング熱の感染はこれまで確認されていないが、デング熱感染者が訪れていたとされる代々木公園や新宿中央公園と距離が近いということもあり、9月7日より閉鎖となった。同公園は、「園内の蚊の捕獲調査等を行い状況確認ができるまでの間」閉園するという。

海の公園

神奈川県横浜市にある海の公園は、デングウイルスを保有した蚊がいるかどうかを調査するため、同公園内にある「犬の遊び場」2カ所を閉鎖した。横浜市によると、代々木公園でデング熱に感染したと思われる同市在住者が同公園内にて蚊に刺されたことが明らかになったため、モニタリング調査に踏み切ったという。

7日午前の時点で感染者が70人を超えたデング熱。当初、感染者は代々木公園周辺エリアにのみ限定されると思われていたが、ここに来て新宿中央公園など、代々木公園から離れた場所での感染者も確認されるようになってきた。外出時にデングウイルスを保有した蚊に刺された感染者が自宅などに移動し、感染場所から離れたエリアで新たに蚊に刺されることによって、デング熱の感染エリアが拡大しているとみられる。

なお、デング熱に関する情報は厚生労働省東京都福祉保健局にて確認できる。

写真と本文は関係ありません