ヴォーカーズ(東京都渋谷区)は2日、"「入社形態」による「働きやすさ」の違い"に関する調査結果を発表した。

「新卒」「中途」働きやすさの意識ギャップ

同調査は、企業リサーチサイト「Vorkers」に投稿された20歳から54歳まで全7万5,929件のレポート回答をもとにまとめたもので、期間は2007年7月~2014年8月。

まず、「新卒採用」「中途採用」それぞれの働きやすさの意識ギャップについて尋ねたところ、「風通しの良さ」「相互尊重」「評価適正」のいずれも、中途よりも新卒の方が高かった。「新卒」は年齢とともに会社への評価が高くなり、「中途」は年齢とともに会社への評価が低くなる傾向にある。最も差が開くのが「45~49歳」の世代のようだ。

「新卒入社」社員からの評価が最も高い企業について調べると、1位は「ボストンコンサルティンググループ」(BCG)、2位は「三春情報センター」だった。社員クチコミでは、ボストンコンサルティンググループは「組織はフラットで会話しやすい」、三春情報センターは「社風がオープンでフランクだった」などの声が寄せられている。

「新卒入社」社員からの評価が高い企業

「中途入社」社員からの評価が最も高い企業の1位は「経営共創基盤」だった。クチコミでは「非常に風通しがよい」「社長を含めふらっと論議できる関係」などのコメントが寄せられている。2位は「アシスト」で、「社員の自主性を重んじた行動スタイル」など、中途社員でも主体的に活躍できる社風が評価されている。

「中途入社」社員からの評価が高い企業