8月19日からNHK総合テレビで放送中の連続ドラマ『聖女』の第3話が9月2日、22:00から放送される。

女優 広末涼子がNHK連続ドラマ初主演かつ初の“悪女”役に挑戦していることでも話題となっている同ドラマ。広末が演じるのは、連続殺人事件の容疑者として逮捕される、美しくもミステリアスな女性・肘井基子。第2話では、拘留中の基子と、永山絢斗演じる若手弁護士の中村晴樹が2人きりで対面。それまで事件について弁護団に固く口を閉ざしていた基子が晴樹に対して初めて重い口を開き、緒沢まりあという偽名を名乗っていたこと、そして晴樹の前から突然姿を消したことを謝罪しながらも殺人容疑を強く否定する。晴樹は所長の前原(岸部一徳)に2人の因縁を打ち明け、担当弁護士に加えてもらうことになる。

3話では、晴樹と同僚弁護士の黒坂(田畑智子)が基子の故郷を訊ね、彼女と母・雅恵(安藤玉恵)について調べるも、得られた情報は極貧親子の金と欲がらみのひどい噂のみ。その後、東京に戻った晴樹は基子の事件弁護にのめり込み、婚約者と気まずい関係に。一方、厳しい裁判を覚悟した所長の前原だが、殺人未遂事件の被害者・千倉(大谷亮介)の意識が回復し、基子の容疑を否定したという情報が飛び込んでくる。

同ドラマの脚本を担当するのは、『カバチタレ!』(2001年)、『ロング・ラブレター~漂流教室~』(2002年)、『きみはペット』(2003年)、『エジソンの母』(2008年)などの多くのヒットドラマや映画『宇宙兄弟』(2012年)などの話題作を次々と手掛けてきた、大森美香。「このドラマの主人公は決して女性に憧れられる女性ではないかもしれません。しかし、彼女が生きづらさの中、必死に自分らしい生き方を探し、もがく姿が視聴者の心に何か少しでも波を響かせられたら」とコメントしている。第3話は9月2日22:00~22:48まで放送予定となっている。