新日鉄興和不動産は、東京都新宿区に建設中の分譲マンション「リビオ新宿ザ・レジデンス」の販売を9月下旬より開始する。

「リビオ新宿ザ・レジデンス」建物外観完成予想CG

地元住民、町会と連携し、"災害に強い町"の実現へ

同物件は、防災性の向上に配慮し、「地域防災拠点となり得る共同住宅」をコンセプトとして開発。特に地域住民との"共助"を重視し、マンション居住者のみならず地元住民や町会との連携も図っていくことでコミュニティ形成を促進する。防災訓練の実施など、災害時にスムーズに協力し合える基盤づくりを目指した。

東京都が2012年4月に公表した「首都直下型地震等による東京の被害想定」によると、東京の帰宅困難者数は約517万人に上るという。また同年11月策定の「東京都帰宅困難者対策実施計画」の中で、一時滞在施設の最低需要人数は92万人とされているが、都立施設等の活用によって確保可能な一時滞在施設は7万人分とされており、民間の一時滞在施設の支援が望まれているとのこと。

「リビオ新宿ザ・レジデンス」災害時共助イメージ

同物件では、帰宅困難者の受け入れなどを想定し、敷地の一部(コミュニティパーク、エントランスラウンジ)を「地域防災拠点」として開放する予定だという。「かまどベンチ」「浄水ポンプ」「マンホールトイレ」などを備えるほか、防災備蓄倉庫には、居住者分に加えて、帰宅困難者や地域住民に支給するための毛布や非常食等を備蓄するとしている。また、災害時にエントランスラウンジを開放する場合、マンション居住者のセキュリティを確保するため、災害時セキュリティラインを設けた。

「リビオ新宿ザ・レジデンス」街区イメージ

物件の環境としては、総開発面積約4.7haの「北新宿地区第二種市街地再開発事業」の最終街区として誕生。ゆとりある街路が整備され、商業施設や住宅、劇場、街区公園などが集積する、再開発によって生まれ変わった、緑豊かで暮らしやすい環境が整う。

また、「中野坂上」駅徒歩6分、「西新宿」駅徒歩8分の利便性と、新宿の喧噪を忘れる閑静な住環境を両立。再開発エリアの中でも大通りに面していない一歩入った街区にある。

所在地は東京都新宿区北新宿二丁目219番21(地番)。総戸数は103戸。構造・規模は鉄筋コンクリート造・地上6階建。予定販売価格は3LDKが5,900万円台~、2LDKが4,800万円台~。間取りは1LDK~3LDK。専有面積は37.38平方メートル~72.69平方メートル。しゅん工時期は2015年3月下旬(予定)、入居時期は2015年4月下旬(予定)。