猫の保護活動を行う東京キャットガーディアンは、同団体のホームページにて、「猫付きマンション」を案内している。今回は、東京都板橋区のペットケアマンションを紹介する。

セブンヒルズ　外観

猫付きマンションとは

保護されている猫たちを、保護猫カフェから預かり、一緒に暮らすことができるのが猫付きマンション。猫を飼うのはもちろん強制ではなく、入居者の自由。猫を希望した入居者は、キャットガーディアンが運営する保護猫カフェから、一時預かりの形で、猫(1歳以上の成猫)を引き取ることができるのだ。猫を預かっている際の食事代や医療費などは入居者負担となる。

そして、もし引っ越しをした際など猫と暮らすことができなくなった際は、キャットガーディアンに猫を返すことができる(もちろん、猫をそのまま引き取ることを選ぶ人もいる)。

猫が自由に出入りできるドア付き

ペットケアマンション「セブンヒルズ　305号室」は東京メトロ有楽町線・副都心線「小竹向原駅」から徒歩15分、東武東上線「ときわ台駅」から徒歩15分の場所にある。商店街にも近く、生活がしやすい環境が整っている。

築浅のため、設備も室内も新しい。キッチンは3口ガスシステムキッチンで対面式。リビングで遊んだり、寝ている猫の姿を見ながら料理ができる。

左:間取り　右:対面式キッチン

猫のための専用設備が充実

フットシャワーやうんちダストなど、猫のための専用設備も完備している。共用部分や玄関外にはリードフック、敷地内にはミニドッグランも設置。室内の壁は、ペット対応クロスを使用しているため、猫が傷をつけても、傷部分だけ貼り替えができる。床には、傷がつきにくく滑りにくい、ペット対応床材を使用した。猫が失禁しても尿がしみ込みにくく、変色も抑えるという。

床には傷がつきにくく滑りにくい、ペット対応床材を使用

また、消臭・脱臭・殺菌・ノミやダニなどの寄生虫を退治するオゾンクリアや、室内ドアが閉まっていても猫達が通り抜けできるニャンパターン、玄関を開けた際にペットが逃走するのを防ぐドッグフェンスも設置している。

左:ペット用のドア　右:玄関

浴室には浴室暖房乾燥機付き。洋室にはクローゼットも付いている。

左:クローゼット　右:洗面所

左:浴室　右:足洗い場

BS/110度CSアンテナも設置。Ｊ:COMケーブルテレビも利用できるほか、光インターネットも常時接続無料で利用できる。

うんちダスト

ペット医療相談サービスなども受けられる

入居すると、飼い主はもちろん、猫も様々なサービスを受けることができる。猫のエチケットケアサービス(ネイルカット、肛門腺しぼり、イヤークリーニング、足裏クリッピング)は月1回無料。咬みつき保障制度(最高3千万円)、メールで対応するペット医療相談のほか、2カ月に1度、ペットの情報誌を提供する。

賃料は月額12万1,000円(共益費は5,000円)。礼金1カ月、敷金2カ月。なお、入居の際は、保証会社への加入が必須となる。

猫との暮らしがスタートするのは、物件に入居してから。入居後、一緒に暮らしたい猫(成猫)を東京キャットガーディアンのシェルターで選ぶという流れとなっている。

物件詳細は、東京キャットガーディアンシェルター日記で案内している。

レポート記事

実際の猫マンションでの暮らしぶりについては、東京都・目黒区のマンション、東京都・中野区のマンションで、それぞれレポート記事を公開している。