会社の方針や教えてくれる人の考え方により、異なることがあるビジネスマナー。会社で教えてもらった「ビジネスマナー」って、実際のところ本当に正しいの?それともやっているのはウチの会社だけ?今回はマイナビニュース会員に「名刺をもらってすぐにしまわない」というマナーを実践しているか、聞いてみました。

Q.「名刺をもらってすぐにしまわない」というビジネスマナーを実践していますか?

実践している 82.3%
実践していない 17.7%

■実践している派の意見
・「会議に話す場合等、初対面だと名前を覚えていない場合があるので確認用にテーブルに置いておく」(43歳男性/情報・IT/技術職)
・「相手の席順に並べて顔と名前を一致させて記憶するため」(38歳男性/人材派遣・人材紹介/技術職)
・「相手の名前を覚える、相手の名刺中から会話のきっかけを探す等、有効に活用できるので」(35歳男性/機械・精密機器/営業職)
・「名刺はいただいたら、名刺入れの上に話中は置くのがマナーだから」(25歳女性/金融・証券/専門職)

■実践していない派の意見
・「名刺を置いておける状況のことが少ないから」(30歳男性/情報・IT/技術職)
・「相手もすぐにしまうことが多いから」(24歳女性/ソフトウェア/技術職)
・「会議みたいなときはしまわないけど、他の時はしまう」(46歳男性/その他/その他CE職)
・「席での受け渡しは少ないから」(29歳男性/農林・水産/技術職)

■総評

名刺をいただいてからすぐにしまわない方がいい理由は、相手の名前を覚えるため。相手が1人なら名刺入れの上に頂いた名刺をのせ、相手が複数なら名前と顔が一致しやすいよう、相手が座っている位置順でテーブルの上に並べてのせます。基本的に「名刺をしまう」のは名前と顔が一致してからですが、多くの場合、打ち合わせや商談が終了するまでそのまま名刺を置いておくことも多いもの。そのため「名刺をしまう」と「打ち合わせや商談を、そろそろ終える」という意味にとられてしまうことがあります。マナーの面でも、その他の面を考慮しても名刺を頂いたら「すぐにはしまわない」方が良いでしょう。ただし、もし名刺をすぐしまわなければならない場合は、名刺をしまう前に一礼したり、もしくは「頂戴します」等の一言を添えたりしてしまうと印象がよく見えます。

今回のアンケート調査では、8割以上の方が「名刺をもらったらすぐにしまわない」というマナーを実践していることがわかりました。多くの方が実践しているマナーは「できて当然」だと思われやすく、さらに間違えるとマナー違反だと思われやすい一面が。立ち話での名刺交換は、名刺をしまわずにいるのが難しい場合もありますが、打ち合わせや商談等、席上で名刺交換する場合は、あらぬ誤解をされないためにも「すぐにはしまわない」というマナーを実践したほうが良いかもしれません。

調査時期: 2014年8月11日~2013年8月12日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性137名 女性163名 計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート