KDDIはこのほど、20代~40代の既婚男女500名(年齢・性別ごとに均等割付)を対象に実施した、「既婚男女のへそくり」に関する調査の結果を発表した。調査期間は7月23日~24日。

へそくり経験者はおよそ5割

「へそくりをしたことはありますか?」

調査ではまず、今までに「へそくり」をしたことがあるかと尋ねたところ、「ある(48.0%)」「ない(52.0%)」と、2人に1人がへそくりの経験があることがわかった。性年代別で見ると、へそくり経験者が最も多いのは30代女性(63.0%)で、全年代において男性よりも女性の方が多い結果となった。

へそくりの方法については、「銀行預金(普通預金)」(57.0%)、「現金」(54%)、「銀行口座(定期預金)」(28%)と続き、どれも定番の方法が上位を占めたほか、「証券・株式」(9%)や「電子マネー」(8%)といった回答も見られた。

電子マネーはへそくり向き?

「電子マネーを使っている理由は?」

へそくり方法として一部の人が活用している「電子マネー」について調査したところ、75%もの人が日常的に使用しているとのこと。その理由として最も多かったのは「ポイントが貯まる・ポイントが使えるから」(68%)で、次いで「現金を持たずに済むから」(50%)、「支払いが早い・手軽だから」(48%)、「小銭が増えなくて済むから」(34%)と続いた。

続いて、電子マネーは「へそくり」に向いているかどうか聞いたところ、実に91%が「向いている」と回答した。「他人には残高がわからないから」(44歳・男性・自営業)や、「いつでもどこでもポイントを利用することができ、便利だから」(38歳・男性・会社員)といった意見が寄せられ、他人には金額が分からないという「電子マネー」ならではの特性や、カードさえあればいつでも使うことができる便利さが要因のようだ。この結果を受けて、「電子マネーでへそくりを貯めることで、使うときにもポイントが貯まり、"へそくりのお得サイクル"とも言える好循環が生み出されるという、新しいお金との付き合い方がうかがえた」と調査ではコメントしている。

「へそくり」は自分のために…。

「へそくりの理由」

「へそくり」をしている理由について教えてもらったところ、「自分のお小遣いのため(54.0%)」が断トツの1位となった。2位は「もしものときの備えのため」(42%)、3位には「結婚したため」(29%)がランクインし、家族や自分自身のライフステージの変化に備えてという人も多かった。

ちなみに、3人に1人が配偶者や家族などに「見つかってしまった経験がある」とのこと。最もうまく隠しているのは30代女性で、見つかってしまったことがある人はわずか16%だった。