猫の保護活動を行う東京キャットガーディアンは、「猫付きシェアハウス」のクラウドファンディングを開始した。

保護猫と暮らすシェアハウス

1匹でも多くの猫を救うために

同団体では、一人暮らしの高齢者が急に入院をし、残されたペットが1匹部屋に残されるなどの「高齢者のペット問題」や、多頭飼育崩壊などで行き場を無くした成猫たちを救うことができる場所として「猫付きシェアハウス」を提案している。

「猫付きシェアハウス」1号は東京都・荻窪に誕生予定

現在、東京都・杉並区荻窪に同団体のシェルター猫とともに暮らせる「猫付きシェアハウス」を作る計画が立てられている。猫の飼育は同団体の猫カフェスクール修了生が、管理人をかねて行う。住人への猫の飼育勉強会も開催するなど、猫と人とがともに気持ちよく生活できるような機会も設ける。

シェアハウスから出る時は、希望者には、猫の譲渡も可能(要審査)。空いた場所には、また新しい猫が入り、猫シェルターのように回転して行く場所を作りたいと考えている。

キャットタワーやキャットウォークを設置にはお金がかかる

3,000円からできる支援

しかし実際にシェアハウスを運営するとなると、物件の取得・既存の部屋の取り壊し・シェアハウス用に改装(猫仕様含む)、ベッドや家具などの備品の購入など、シェアハウスオーナーには、相応の負担がかかる。そこで、同団体では、オーナーの負担を少しでも軽くするために、「クラウドファンディング」でリフォーム資金の支援を呼びかけている。

「クラウドファンディング」とは、ある目的、志などのため不特定多数の人から資金を集める行為や、そのためのネットサービスのことを指す。シェアハウス設立のために、目標としている金額は200万円。現在、クラウドファンディングサービス「レディーフォー」にて、支援を受け付けている。支援は3,000円から行うことができる。