結婚前同棲や新婚生活準備期は、何かと物入りな時期。貯金や予算などの金銭的な事情で、最初は1K/1DK/1LDKなど、2人で暮らすにはやや手狭に感じるお部屋で暮らしたことがある人もいるのでは。でも、狭すぎない? ストレスを感じない? いろいろ気になる点は多いもの。そこで、マイナビニュース編集部では「1K/1DK/1LDKのお部屋での同棲・同居」について、既婚男女393名にアンケートを実施しました。

約3割が1K/1DK/1LDKで同棲・同居経験アリ

Q.結婚前同棲中又は結婚後に、1K/1DK/1LDKのお部屋に住んでいたことはありますか?
はい(28.0%)
いいえ(72.0%)

約3割の人が、結婚前同棲中あるいは結婚後に、1K/1DK/1LDKのお部屋に住んでいたことがわかりました。間取りを考えると、それぞれの個室が持てないだけでなく、収納スペースが少ないことがネック。「狭い」「もう少し広かったら」など、ストレスを感じることはなかったのか尋ねてみました。

1K/1DK/1LDKでの同棲・同居をストレスに感じた人は2割以下

Q.「はい」と答えた方にお聞きします。その間取りを「狭い」とストレスに感じたことはありますか?
はい(16.3%)
いいえ(83.7%)

「狭い」とストレスに感じていた人は、意外と2割もいませんでした。この結果からは、決して広いとはいえない間取りのお部屋で、皆さんが工夫しながら暮らしていたことが伺えます。では1K/1DK/1LDKのお部屋でストレスなく暮らすために、どのような工夫をしたのか尋ねてみました。

住み始める前に、できるだけ物を捨てる

最も多かったのは、「極力物を置かないこと」(女性/24歳/小売店)、「物を少なくして、使えるスペースを多くすれば、ストレスはほとんどない」(女性/30歳/団体・公益法人・官公庁)など、最初からできる限り物を置かないとの意見でした。これは裏を返せば「入居前に持ち物を厳選しておく」ということ。

具体的には同棲・同居を始める前に、「物を減らしてから入居しました」(女性/30歳/商社・卸)、「1人で1Kを住むのと、2人で1LDKとは収納の量はそんなに変わらないのに、荷物は2人分になります。快適に住むために、自分の荷物を半分くらい減らしました」(男性/44歳/医療・福祉)など、あらかじめ各自で持ち物を見直し、必要な物だけを新居に持ち込むことが大事なようです。

住み始めた後、物を買わない・移動させる

実際に暮らし始めてから注意すべきポイントもあります。「物をあまり購入しない」(女性/32歳/食品・飲料)、「必要ないものは極力買わない」(男性/50歳以上/情報・IT)、「大きいものを買うときは、事前に相談するようにした」(女性/30歳/団体・公益法人・官公庁)など、常に「物の量」を意識していた人が目立ちました。

さらに、「収納の多い部屋ではあったけれど、暮らし始めると物が増え狭く感じるようになり、私の実家が近いので、物置代わりに使わせてもらっている」(女性/31歳/金融・証券)、「お互いの荷物で使わないものは実家に持って帰った」(女性/27歳/学校・教育関連)など、収納スペースが少ないことから、実家の空きスペースを借りるとの声も。実家に納戸や物置がある人は、シーズンオフの衣類や小物を預かってもらうのもアリかも!?

一人の時間をお互い大事にする

この他にも、「同じ部屋にいて違うことをしていても干渉しない」(女性/31歳/団体・公益法人・官公庁)、「ときには相手を空気だと思ってみる」(女性/30歳/印刷・紙パルプ)、「2人の時間も大切にしつつ、1人の時間も作ってそれぞれ別のことをする」(女性/28歳/金融・証券)など、相手が集中している最中には邪魔しないよう配慮することも欠かせません。

また、「小さいパーテーションなどで仕切って自分空間を作る」(女性/26歳/情報・IT)、「仕切りのカーテンをつける」(男性/30歳/自動車関連)、「けんかなどをして顔を合わせたくないこともあるので、1人でこもれるスペースを間仕切りで作る」(女性/32歳/学校・教育関連)など、一人だけの空間を確保する人も。狭くてもよいので、いざというときに、一人で過ごせる場所を作っておくとよいでしょう。

他にも、「喧嘩をしない」(男性/27歳/情報・IT)、「寛容になるしかない」(男性/46歳/医療・福祉)、「休みのときはなるべく外出する」(男性/50歳以上/その他)など、狭い間取りで快適に過ごすための様々なアイデアが寄せられました。

初めのうちは金銭的・物理的事情があるために、それほどゆとりのない1K/1DK/1LDKのお部屋で同棲・同居を始める方もいるでしょう。でも、工夫次第でストレスフリーな二人暮らしは可能です。簡単にできることから参考にしてはいかがでしょうか?

※アンケート対象
調査時期:2014年6月25日~2014年7月1日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数: 20~50代の男女393名
調査方法:インターネットアンケート