写真は先週末にロンドンで開かれたワイアレス・フェスティバルのパフォーマンスで「マルタン・マルジェラ」の宝石が散りばめられたマスクを装着していたカニエ・ウェスト (C)BANG Media International

フランス・パリ発のファッションブランド「メゾン・マルタン・マルジェラ」のヘッドデザイナーが、マシュー・ブレイジーであることが明らかになった。

2009年に創設者のマルタン・マンジェラが去ってから、デザイナーの存在が明確になっていなかった同ブランドだが、9日に行われた「オートクチュール・パリ・コレクション」における2014年秋コレクションの際に、ヘッドデザイナーの存在が判明。マシューはバックステージで元上司のラフ・シモンズとハグを交わしている姿が目撃されており、往年の有名フランス人デザイナー、ポール・ポワレがかつて発表した1世紀前風のコートなどを含むオリエンタル風のコレクションについて話を交わしていたという。

VOGUE誌のファッションライターを務めるスージー・メンクスは「エキゾチックな雰囲気の漂う生地と肌をあらわにするセクシーなパッチワークが組み合わされたメゾン・マルタン・マンジェラの素晴らしいコレクションで、デザイナーのマシュー・ブレイジーの存在が明らかになった。マルジェラを経営するオンリー・ザ・ブレイブの社長、レンゾ・ロッソがほとんど顔を出さずにいたことと同じように、ブレイジーを裏方に留めておきたい気持ちはわかる。しかし、このような才能の持ち主は隠れてはいられないものだ」と綴っている。

また、ザ・テレグラフによれば、同ブランドは以前デザインチームが「集合体」として考えられべきであり、個人についてのコメントを拒否していたと伝えている。セレブにも人気のメゾン・マルタン・マルジェラだが、カニエ・ウェストも同ブランドのファンであり、先週末にカニエはロンドンで開かれたワイアレス・フェスティバルでのパフォーマンスの際に同ブランドの宝石が散りばめられたマスクを装着していた。

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