『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』の続編『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(9月19日公開)の最新予告映像と劇場用ポスターが11日、公開された。
本作の舞台は、猿たちが人類への反乱を引き起こしてから10年後の世界。別々のコミュニティを築き上げた猿たちと、市街地に身を潜めていた人類のわずかな生存者たちが、森で遭遇し一触即発の事態が発生する。異なる種でありながらもお互いに家族や仲間を持つ猿と人類。猿のリーダー・シーザーと、人間側の代表・マルコムは、"共存"と"対立"の間で葛藤し、種の存亡をかけた決断を迫られる。
史上初の屋外3Dモーション・キャプチャーを駆使した映像に圧倒される最新予告では、1作目のシーザーが子供の頃の映像から、10年間で猿たちが築いた平和な世界、猿と人間が森で遭遇する緊迫の場面、そして、2,000頭の猿と人類が生き残りをかけて衝突するバトルシーンまで収録。終盤では、マルコムが「シーザーしか止められない」とすがるが、シーザーは「すまない友よ。戦いは止められない」と告げる、胸を引き裂かれるようなシーンも収められている。
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのゴラム役などで知られ、前作に続いてシーザーを演じたアンディ・サーキスは、「シーザーは人間の愛情をたっぷり注がれて育った猿だから、人間を心から憎んでいるわけではない。しかし、そのことを他の猿たちに知らせることができずに苦しんでいる」と明かしており、このたび公開された映像でも、人間を憎めない理由や、複雑な葛藤に直面している姿が描かれている。
最新予告と同時に、日本が制作した特別仕様の劇場用ポスターも、世界に先駆け初公開。本日11日より全国の劇場で掲出される。ポスターは、シーザーとマルコムが額を寄せ合う姿が描かれる一方で、「ヒトの世紀が終わろうとしている。」という衝撃的なコピー、そして、荒廃したサンフランシスコ都市部に向かって、ライフルを掲げ馬を走らせる猿の姿が、壮絶な死闘を予想させる。
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