7月2日放送のドラマ『強き蟻』(テレビ東京系 20:58~)の記者会見が6月30日、都内で行われ、主演の米倉涼子をはじめ高嶋政伸、要潤、宅麻伸、橋爪功が出席した。
テレビ東京開局50周年特別企画として制作された同ドラマは、松本清張原作の同名長編小説をドラマ化。己の目的のために夫の寿命を緩やかに縮めようと企む女性の伊佐子(米倉涼子)を中心に、欲まみれの男女が入り乱れて犯罪が犯罪を呼ぶ異色サスペンスとなっている。
主演の米倉は「私が演じた伊佐子は、主人(橋爪)の10億円の財産を狙ってイケメン男性を手球に取るかわいそうな女性です。今回、松本清張さんの作品を久々にやらせていただきましたが、改めて面白くてやりがいのある作品だと思いました。ぜひ見ていただきたいと思います」とあいさつ。テレビ東京のドラマは初登場となるが、「ものすごい重圧がのしかかっていました(笑)」と苦笑いを浮かべるも「現場も楽しく大人の現場で毎日刺激的な撮影の時間を過ごさせてもらい、楽しかったです」と振り返った。
今回も悪女を演じているが、それについては「悪女を演じることの違和感や悪女に見られて嫌だと思ったことは一度もありません。むしろ楽しいですね」と胸を張った。そんな彼女にイジメられる橋爪は「ボクはイジメられた訳じゃなくて誤解しているだけです」と否定しながら「嫉妬に狂っているんですよ。何で米倉のために嫉妬しなきゃ~いけないのと思ってましたが、松本清張先生が生きていらして、米倉に会ったらメロメロになると思いますね」と独特の言い回しで絶賛していた。