新国立劇場は8月31日、コンサート上演中の災害を想定した観客参加型の避難訓練「あっ! その時どうする…避難体験オペラコンサート」を開催する。

新国立劇場

観客参加型の避難訓練

同劇場では日頃より災害の際利用者が素早く安全に避難できるよう、避難訓練をはじめとするさまざまな準備を実施。同イベントは催し物の上演中に災害に見舞われた場合を想定した、観客参加型の避難訓練となる。

同イベントは、近年防災意識がますます高まるなか同劇場の利用者にも「その時、劇場ではどう行動すれば安全に避難できるのか」といったことを体験してもらうべく、開催が決定したという。

当日は新国立劇場オペラ研修所修了生によるオペラアリア、重唱などのコンサートを観賞。コンサート上演中に「震度5弱程度の地震が発生、コンサートが中断後、火災が発生する」想定で避難を体験する。避難完了後は、再び客席にてコンサートの続きを楽しめる。

また、独立行政法人産業技術総合研究所と協力し、最新の技術を用いた訓練の計測を実施。そのデータに基づいたコンピューター上でのシミュレーションにより、より安心・安全な観劇環境を整えていくとしている。

開催日は、8月31日 11時30分開演。会場は、新国立劇場オペラパレス(東京都渋谷区本町1-1-1)。入場料は無料。参加希望者は、同イベントWebページまたは往復はがきで申し込む。受付は6月23日~7月31日(消印有効)。