アイドルグループ・AKB48が22日、約1年2カ月ぶりに全国ツアー2014「あなたがいてくれるから。~残り27都道府県で会いましょう~」を再開し、高橋みなみ率いるチームAが、島根県芸術文化センター「グラントワ」を訪れた。

島根公演を行ったAKB48チームA(中央左が高橋みなみ、中央右が小嶋陽菜)

全国ツアー21県目となる島根県での公演は「AKB参上!」で幕を開けた。その後、「会いたかった」「君のことが好きだから」「言い訳May be」と代表曲を一気に披露。冒頭MCでは、高橋みなみが「みなさんお待たせしました! チームAがやってきました!」とあいさつし、小嶋陽菜は「出雲大社に行けなかったので、ここをパワースポットにしたいと思います!」と意気込みを語った。

ユニット曲では、全国ツアーでしか見られないコラボレーションが実現。先日解散した派生ユニット・渡り廊下走り隊の「初恋ダッシュ」を、宮脇咲良、中西智代梨、達家真姫宝、西山怜奈が自らの初恋エピソードを交えながら披露し、前田敦子のソロ曲「君は僕だ」を、小嶋陽菜がトロッコで客席を回りながら歌い上げた。そして、Not yetの「波乗りかき氷」では、高橋みなみ、武藤十夢、前田亜美、市川愛美がユニットを組んだ。

また、チームAとして初めて姉妹グループの楽曲にも挑戦し、激しいダンスが特徴的なSKE48の「片思いFinaly」や、HKT48の「メロンジュース」、NMB48の「HA!」を披露。歌い終えた直後のMCでは、高橋が「SKEの曲疲れる!」「にゃんにゃん(小嶋)が『片思いFinaly』踊ると"ふなっしー"みたいだった」と感想を述べた。HKT48の「メロンジュース」に関しては、HKT48と兼任中の宮脇咲良が「ぱるるさん(島崎遥香)が一生懸命頭振ってくれてました!」と喜び、島崎は「AKB以外無理です…」と息を切らしながらコメントした。

アンコール明けには、秋元康総合プロデューサーがこの日のために書き下ろした「AKB48」の島根県バージョンを披露。パネルで島根県のご当地を紹介する演出を行い、最後に「ありがとう島根! AKB48TeamA」と掲げると、大歓声が沸き起こった。アンコール終了後も拍手は鳴りやまず、Wアンコールに突入。高橋センターのヘビーローテーションが始まり、「島根、ありがとう」と最後の決めぜりふを替え歌にし、幕を閉じた。高橋は「全国ツアー再開がここ島根で、私たちは本当に幸せでした! みなさんのあたたかさ、熱さを感じることができました。これからもみなさんの声を糧に前に進んでいきたいと思います」と感謝を伝えた。

(C)AKS