富士重工業は20日、スバルの新型スポーツツアラー「LEVORG(レヴォーグ)」を発売する。すでに各販売店で体感試乗も実施され、東京・新宿スバルビル1階のショールームでも、2台の「レヴォーグ」が展示されている。
「レヴォーグ」はスポーツカーを思わせる流麗なエクステリア、スマートなボディサイズ、高度な走りや安全・環境性能など、持てる技術のすべてを注ぎ、「リアルスポーツツアラー」として、求められるすべての価値をバランスさせたという。
同車では、操舵支援機能を新たに加え、先進安全機能を大幅に進化させたスバル独自の運転支援システム「EyeSight(ver.3)」も初めて搭載。エンジンは2種類あり、新開発「1.6L インテリジェント "DIT"」搭載車では、小排気量エンジンと直噴ターボの組合せで、「軽快で愉しい走り」と、17.4km/リットル(JC08モード)の燃費性能を両立している。
富士重工業本社のある新宿スバルビルのショールームでは、スティールブルーグレー・メタリックの「レヴォーグ 1.6GT-S Eyesight」と、クリスタルホワイト・パールの「レヴォーグ 2.0GT-S Eyesight」の2台が展示されている。
エクステリアはスタイリッシュなシルエットで、スポーツツアラーにふさわしい躍動感のあるデザインに。インテリアは艶のあるピアノブラック調パネルを中心に、質感が高く、細部までつくり込んだ仕立ての良い空間となった。外観を眺めるだけでなく、実際に運転席に乗り込み、ハンドルを握って乗り心地を確かめる来場者も多かった。
なお、富士重工業の本社は今夏、新宿スバルビルからエビススバルビル(渋谷区恵比寿)へ移転し、ショールームも恵比寿への移転を予定しているとのこと。「レヴォーグ」が展示された現在の新宿スバルビルのショールームも、間もなく見納めとなるようだ。
新型スポーツツアラー「レヴォーグ」の価格は、「1.6L インテリジェント "DIT"」搭載車が266万7,600~305万6,400円、「2.0L ハイパフォーマンス "DIT"」搭載車が334万8,000~356万4,000円(ともに税込)。