京都水族館は7月19日から9月24日まで、世界三大恐竜博物館の一つである福井県立恐竜博物館協力のもと、「京都水族館に"恐竜"がやって来る!」をテーマにした企画展示やワークショップなどを開催する。

「京都水族館に"恐竜"がやって来る!」7月19日から9月24日まで開催

古代生物と現存するいきものとの対比にワクワク

同展は、水族館のいきものたちに囲まれながら、古代生物と現存するいきものとの違いや共通点を知ってもらうことを目的に開催。館内5カ所に「恐竜」の標本や、生きた化石とも呼ばれる古代魚「ポリプテルス・ビキール・ビキール」などを展示する。

5つの展示ゾーンでは恐竜博物館のキャラクター"恐竜博士"が登場し、古代と現存するいきものの歴史や進化について解説パネルで学ぶことができる。また、「交流プラザ」には恐竜の全身骨格標本3点を展示する「恐竜プラザ」が登場。さらに、カフェでは「恐竜」にちなんだメニューを販売する。

福井県立恐竜博物館のキャラクター"恐竜博士"が登場(イメージ)

"恐竜博士"が解説する展示ゾーンは5つ

展示ゾーン1は「水から陸へ?」、場所は、京の川ゾーン。生きた化石と呼ばれる「オオサンショウウオ」と、歴史上最も古い両生類のひとつ「イクチオステガ」を比較する。展示ゾーン2は「ペンギンって恐竜?」、場所は、1階 ペンギンゾーン。海に潜り魚を食べたといわれる「ヘスペロルニス」の骨格標本とペンギンの化石を比較する。

イクチオステガの部分骨格

展示ゾーン3は「恐竜時代にも魚はいた?」、場所は、1階 大水槽前。魚類が、恐竜時代からその姿を大きく変えることなく現在にいたった理由を探る。展示ゾーン4は「魚を食べた巨大恐竜と古代魚」、場所は、1階 大水槽出口。魚を食べたといわれる恐竜「スピノサウルス」の化石や、「生きた化石」と呼ばれる「ポリプテルス」の仲間を展示する。

シーラカンスのなかま、アクセルロディクチス

展示ゾーン5「アンモナイトは貝じゃない?」、場所は、海洋ゾーン出口。古代生物「アンモナイト」と、「アンモナイト」にそっくりな現存の「オウムガイ」との違いについて学ぶ。

アンモナイトの化石(左)、 オウムガイの殻(右)

交流プラザに展示される標本は、恐竜全身骨格が3点。全長6メートルを超える「トゥオジャンゴサウルス(複製)」、「フクイサウルス(複製)」などとなる。また、直径約1mのアンモナイトの化石は、実際に触れることができる。

トゥオジャンゴサウルスの展示イメージ

7月31日と8月25日には、1階 大水槽前にて、恐竜博物館の研究員と京都水族館の飼育スタッフが共同で、いきものたちの歴史や進化について解説する。開催時間は、各日11時、13時、14時、16時からで各回約15分となる。参加は無料。

「交流プラザ」では、指や手に張り付かずに粘土のような感覚で自由に造形が楽しめる新感覚の砂「キネティックサンド」の砂場が登場。「古代の海のいきもの」や「魚を食べる恐竜」などを想像しながら、好きな形のいきものを作るワークショップを開催する。

新感覚の砂キネティックサンド

カフェには恐竜のスイーツやフードが登場

カフェでは恐竜に因んだ商品を販売。かいじゅうカフェでは、「ティラノサウルス」の頭の形をイメージした「恐竜パン」を販売。1日限定30個で、価格は290円(税込)。また、地層をイメージしたチョコレートパフェ、「発掘パフェ」は500円(税込)となる。

「恐竜パン」1日限定30個、290円(左)、「発掘パフェ」は500円(右)、価格は税込

ハーベストカフェでは、恐竜の足型をしたバンズに、京野菜の壬生菜と焼肉を挟んだ「京野菜恐竜バーガー」を提供。価格は460円(税込)となる。

「京野菜恐竜バーガー」460円(税込)

所在地は、京都府京都市下京区観喜寺町35-1 梅小路公園内。営業時間は9時から17時まで、夏期の7月19日から21日、8月9日、17日は18時まで、8月10日から16日は20時までとなる。休館日はなし。入館料(すべて税込)は、大人2,050円、大学・高校生1,550円、中・小学生1,000円、幼児(3歳以上)600円となる。