ライオンはこのほど、20代~50代の働く男女400名を対象に「クールビズに関する意識調査」を行った。

クールビズにより、夏場を快適に過ごせていますか

女性もニオイの発信源に

クールビズの考え方に対して賛成の人は95%にのぼったが、「暑さなどを我慢して過ごしている」「多少我慢して過ごしている」という人も合わせて78%だった。クールビズ自体は浸透しているものの、必ずしも快適に過ごすことはできていないという結果となった。

また、クールビズの期間中、通勤中や職場などで「他人の汗やニオイにより不快な経験をしたことがある」と答えた人は85%だった。どのようなことが気になったかをたずねたところ、最も多いのは「他人の汗などのニオイ」(70%)だった。

また、「汗のニオイや汚れを感じたことがあるのはどのような年代・性別の人だったか」という質問では、総じて女性よりも男性が多く挙げられ、また年代は高い方が多い傾向にあった。

しかし、20代女性の5人に1人(20%)、50代女性の4人に1人(26%)が、「汗のニオイや汚れを感じたことがある」人として挙げられており、女性もニオイなどの発信源になり得ることが指摘された。

「汗のニオイや汚れを感じたことがあるのはどのような年代・性別の人だったか」

ニオイの目立つ人は「気遣いができなさそう」

自分自身のニオイや汚れについて聞いたところ、最も多かったのは「清潔に保っているつもりだが、他人から見てどう思われているか自信がない」(47%)だった。次いで「清潔に保っているのでほとんどないと思う」(16%)、「あまり気にしていないが、ニオイ・汚れがあると思う」(15%)、「ニオイ、汚れを自覚している」(11%)が挙がった。

「自分の汗のニオイや、汗ジミなどの衣服の汚れを防ぐために、心がけていること」についてたずねたところ、男性では44%、女性では34%が「心がけていることはない」と回答。汗のニオイや汚れを不快に感じてはいても、対処はおろそかになっているという実態がうかがえる。

「汗のニオイや汚れが目立つ人のイメージ」を聞いたところ、「他人に対して気遣いができなさそう」(70%)、「生活がルーズで、部屋なども汚れていそう」(70%)が最も多く挙がった。また、「恋愛や結婚がうまくいかなさそう」(62%)、「その人のパートナーや恋人も清潔ではなさそう」(52%)、「仕事の要領や段取りが悪そう」(52%)、「チームや組織にうまくなじめなさそう」(51%)など、恋愛やビジネス面でも悪いイメージを与えかねないことが明らかになった。

自分自身のニオイや汚れについて

自分の汗のニオイや、汗ジミなどの衣服の汚れを防ぐために、心がけていること