大きなお腹を抱える姿を見て「大変そう」と思い、席を譲る人が多いようだ

2006年に誕生したマタニティマーク。公共交通機関等のポスターで知った人も多いかと思うが、今回はマイナビニュース会員300名に「マタニティマークをつけている妊婦さんに席を譲ったことはありますか」と聞いたところ、38.7%が「はい」と回答。「いいえ」と答えた人の大半が、マタニティマークをつけている人に遭遇したことがない、マタニティマークを知らないという回答者だった。ここからは、それぞれの理由を紹介していこう。

「はい」と回答した人は……

・「立っているのがつらそうだったから」(28歳女性/学校・教育関連/クリエイティブ職)

・「妊娠していると大変だなぁと思うから」(26歳女性/運輸・倉庫/事務系専門職)

・「自分が体調悪いとかじゃなければ、当然なので。」(32歳女性/小売店/販売職・サービス系)

・「単にふくよかな女性に席を譲ろうとして気まずい雰囲気になったことがあるので、マタニティマークをつけてくれると安心して席を譲れるので」(32歳女性/運輸・倉庫/事務系専門職)

・「妻の妊娠を経験すると、その大変さがわかるから」(35歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)

・「自分の降りる駅が近かったり、自分が立っていられる元気があったりしたら譲るようにしています」(28歳女性/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)

「いいえ」と回答した人は……

「マタニティマークを知らない」「つけている人に遭遇したことがない」以外の理由をここでは紹介していこう。

・「面倒くさい」(29歳男性/情報・IT/営業職)

・「自分も疲れているからなんとなくいいか、という気になってしまう」(30歳女性/情報・IT/技術職)

・「マタニティーマークをつけていたが、特につらそうな感じもなく、普通にスマホをいじっていたから」(33歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)

「はい」と答えた人の多くは、大きなお腹を抱えた妊婦さんを見て「大変そう」と感じたことが理由になっている様子。また、出産を経験した女性もいて、自分自身もつらかったので譲ってあげたいという気持ちがあるようだ。

「いいえ」と答えた人の中には、そもそもマタニティマークを知らない人もおり、今後も認知拡大の必要性がありそうだ。また、「優先席に座らないので」とマタニティマークをつけている人に席を譲るのは"優先席限定"といった考えを持っている人もいるようだ。

見た目には妊娠しているとわからない妊娠初期こそ、不安定な体調であることが多い妊婦さん。マタニティマークをつけている人を見かけたら、お腹の大きさにかかわらず、席を譲る気持ちを持っていたいものだ。

調査時期: 2014年6月3日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性107名・女性193名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません