GMOインターネットグループでGMOペイメントゲートウェイの連結会社であるGMOイプシロン(以下GMOイプシロン社)はこのたび、三井住友カードと提携し、オンライン決済代行サービス「イプシロン」において、21種類の海外通貨に対応したクレジットカード決済サービス「クレジットカード決済(多通貨)」の提供を5月29日より開始した。

これにより、「イプシロン」を利用のEC事業者は、世界44カ国・40億人以上の消費者に現地通貨でのクレジットカード決済を提供することが可能となり、海外のネットショップ利用者の販売数増加が見込めるという。また、「クレジットカード決済(多通貨)」の提供開始を記念して、6月分から9月分までの月額固定費が無料になるキャンペーンを開始した。

近年、インターネットでの商品購入が世界的に一般的となり、日本国内の顧客向けに運営されているネットショップにも海外の消費者(以下顧客)からの問い合わせが増加しているという。中でもアニメ・漫画に代表される日本のサブカルチャーや、日本各地の伝統品を扱うネットショップは格別の人気を誇っている。しかし、こうした国内向けのネットショップでは、クレジットカード決済が日本円にしか対応していない場合が多く、海外の顧客が現地通貨での支払額を即座に確認できないことから、購入を見合わせてしまうことも少なくなかったという。

そこでGMOイプシロン社は、こうした国内向けのネットショップを運営するEC事業者の機会損失を防ぎ、海外の顧客の支払いにおける利便性を高めるべく、三井住友カードと提携し、オンライン決済代行サービス「イプシロン」において21種類の海外通貨に対応した決済サービス「クレジットカード決済(多通貨)」を提供開始した。これによりEC事業者は、世界44カ国、人口にして40億人以上の規模の海外市場へ向けて、利便性の高い現地通貨でのクレジットカード決済を提示でき、海外の顧客においては為替の変動などを気にすることなく、現地通貨で表示された金額でネットショッピングを楽しむことができるとしている。

なお、GMOイプシロン社の「クレジットカード決済(多通貨)」の提供の他に、GMOペイメントゲートウェイにおいては、海外各国に現地法人を持つEC事業者向けに、各国ローカルの決済手段が利用可能なサービス「GMO-PG Global Payment」を提供している。日本国内向けのみならず、海外向けに事業展開を考えているEC事業者に対して、あらゆるニーズにも応えることができるよう、GMOイプシロン社とGMOペイメントゲートウェイは今後も支援体制を強化していくとしている。