Q.上司、先輩、同僚の言動に「おじさん/おばさんだ…」と思ったことはありますか?

椅子から立つ時に必ず「どっこいしょ」という上司。昨日は「夜になると細かい字が見えにくい」ってボヤいてた。年なんだな……。今回はマイナビニュース会員のうち男女500名に、上司、先輩、同僚の言動に「おじさん/おばさんだ…」と思ったことはあるか教えてもらった。

Q.上司、先輩、同僚の言動に「おじさん/おばさんだ…」と思ったことはありますか?

はい 33.8%
いいえ 66.2%

Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)どんな人のどんな言動だったか教えてください。

■口調から
・「『おばちゃんにまかせなさい』と自ら言っていた先輩……おばちゃんだと思っていなかったけど、名乗るということはそうなのか、と思った」(31歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「結婚を上司に報告したときに、おじさん嬉しいよーと返事が返ってきた」(28歳女性/学校・教育関連/クリエイティブ職)
・「俺が昔の頃はな…と昔の話を永遠とし始める」(27歳男性/食品・飲料/営業職)
・「私なんかおばさんだからといって責任を転嫁する」(46歳男性/医療・福祉/専門職)
・「一回り以上の先輩で、今時の子は…という言動」(28歳女性/情報・IT/技術職)
・「平成生まれかい! と言われたこと」(24歳女性/食品・飲料/営業職)

■こんな発言からも
・「『彼氏いるの?』などプライベートをずけずけと質問してくる」(30歳女性/情報・IT/技術職)
・「腰がいたいだの膝が痛いだのの会話で盛り上がってる様子を見ると」(41歳男性/自動車関連/技術職)
・「メタボの話ばっかり」(30歳女性/情報・IT/技術職)
・「職場のおじさんが、やわらかいお菓子しか食べないとか糖尿が気になるとか言っている時」(28歳女性/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「凄い落ち着いたコメントだったとき」(27歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)

■あるあるフレーズが違う
・「花金だー……花金って何?」(24歳女性/医療・福祉/事務系専門職)
・「『シャカリキになって』とよく言う人がいること、ニュアンスも分からないから」(29歳女性/金融・証券/専門職)
・「こけるまねをして、ズコッって言った……びっくりして、古典的ですね(笑)って言ったら、本人も無意識に言っていたようで、恥ずかしそうだった」(31歳女性/小売店/販売職・サービス系)
・「古い歌を歌ったり『お客様は神様です』を発言する」(37歳女性/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)
・「男性上司が会話の中でナウいと言っていた」(26歳男性/情報・IT/技術職)
・「よっこいしょういち、と言いながら座った」(30歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)

■話題にジェネレーションギャップ
・「カラオケの選曲」(32歳女性/生保・損保/その他)
・「ディスコの話をされた」(29歳女性/商社・卸/事務系専門職)
・「バブル時代の話をする」(31歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「10歳上の先輩が昔の芸能人の話題をしていたとき」(23歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「会社の先輩の学生時代の給食の話題になった時にそう思いました……脱脂粉乳や鯨などいまでは絶対に出てこないような食材の話をきいた時ジェネレーションギャップを感じました」(27歳女性/生保・損保/販売職・サービス系)
・「いつのオリンピックから覚えているかを何度も聞いてくる」(32歳女性/通信/事務系専門職)

■メカに弱い
・「メカに滅法弱い」(28歳女性/商社・卸/営業職)
・「ワード、エクセルがわからない」(26歳女性/学校・教育関連/クリエイティブ職)
・「パソコンが苦手なおじさんが、しょっちゅう事務の女の子を呼んでいた時」(29歳女性/金融・証券/秘書・アシスタント職)
・「40代前半の上司が『俺が就職したころはポケベルが主流だったからなあ』とスマフォを見ながら言った」(25歳男性/その他/その他)
・「パソコンのキーボードの入力方法がローマ字でなく、かな入力になっていた」(33歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)

■老化現象を見ると
・「『朝早くに目が覚めてしまう』と言っているのを聞いたとき」(27歳女性/商社・卸/営業職)
・「細かい文字が見えず、虫眼鏡を使っている時」(27歳女性/機械・精密機器/技術職)
・「ぎっくり腰になった」(33歳女性/商社・卸/事務系専門職)
・「もの忘れが激しい時」(32歳女性/医療・福祉/専門職)
・「椅子から立ち上がる時の腰とんとん動作」(53歳男性/電機/技術職)

■こんな行動も
・「食事の後の爪楊枝シーハー」(50歳男性/情報・IT/技術職)
・「くしゃみが大きい、恥じらいがない」(32歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「ため息がでかい」(30歳男性/商社・卸/営業職)
・「どこへ行ってもタダでもらうものはもらう」(44歳男性/その他/事務系専門職)
・「指をなめて紙をめくる」(36歳女性/その他/事務系専門職)
・「女性の先輩が席にいくと必ず飴をくれる」(29歳女性/情報・IT/営業職)

■総評
上司や先輩・同僚の言動に、おじさん・おばさん臭さを感じた瞬間。やはり会話から最もギャップを感じるようだ。一人称が「おじさん」「おばさん」になっている人はもうそう思われても仕方ないが、「オレが若かった頃はな……」とか「今の若い子ってそうなんでしょ?」なんて言い回しも、おじさん・おばさんの典型だ。「平成生まれかい!」と突っ込まれた24歳の女性もいたようだが、昭和をやたら強調する人も危険信号だ。

話す内容も、健康や病気に関する話ばかりだと、周囲からはおじさんおばさん扱いされてしまう。また、ずけずけとプライベートに踏み込んでみたり、下ネタが多かったりと、配慮のない言動にも若者はひいてしまうようだ。自虐的に自分のことを「お局」と言うのも、周囲からするとかなり気を遣うよう。難しい……。

おやじギャグを言ったり、言い回しのフレーズが一昔前だったりすると、それが分からない若者世代はポカーンとなってしまう。回答にあったのは「花金」「お客様は神様です」「ナウい」「よっこいしょういち」などなど。分かる人は要注意だ。また、楽しかったバブル期の話をしたがったり、思い出の芸能人や歌などを話す時にも、分かる人たちは大盛り上がりだが、ついていけない人はやはりポカーンのよう。「え~! カール・ルイスもベン・ジョンソンも知らないの~?」なんて、絶対に言ってはいけない!!

仕事上で最も困るのは、パソコンや携帯などに弱いおじさん・おばさんが多数いることだろう。若者を呼びつけてはいちいち教えてもらうが理解できない、何度親切に教えても理解してもらえない……そんな平行線の悲劇が各社で日常的に繰り広げられていることだろう。パソコンが「かな入力」だった、というのを発見したら、そっと目を伏せてあげてほしい。

その他、「くしゃみがデカい」「なんでもタダならもらう」「指をなめて紙をめくる」「席に行くと必ず飴をくれる」なんて数多くのおじさん・おばさん行動が報告された。でもさ、指が乾燥しててスマホもタブレットも反応しにくいんだよね……。

調査時期: 2014年5月9日~5月11日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性224名 女性276名 合計500名
調査方法: インターネットログイン式アンケート