2014年1月よりテレビ東京ほかにて放送されたTVアニメ『ハマトラ』。横浜を舞台に、ナイスとムラサキのコンビ探偵が「連続殺人事件」を追う本作は大きな話題を呼び、2014年7月からは新シリーズ『Re:␣ ハマトラ』(リプライ ハマトラ)の放送も決まっている。
作中、ナイスとムラサキの2人が事務所としてテーブルを間借りするカフェノーウェア。そこでマスターの淹れるコーヒーを再現すべく、カフェノーウェアのブレンドコーヒーを実際に作ってしまおうという大胆な企画が実施された。
第一話にて渋い面持ちでムラサキが飲んでいるコーヒーをイメージして、カフェマイスターによってブレンドされた3種類のコーヒー。その中からもっとも相応しいものを選ぶため、都内某所にて、ムラサキ役を演じる羽多野渉がテイスティングを行った。
「僕でいいんですか?」と神妙な面持ちで、ブレンドされたコーヒーに向かう羽多野。コーヒーはよく飲むが、甘党のため、ミルクと砂糖は欠かせないという。そこでコーヒーマイスターが用意したのは、苦いコーヒーが苦手な羽多野でもストレートで楽しめるブレンド。コーヒーマイスターより、テイスティングのポイントを教わりつつ、3つのブレンドコーヒーに挑む。
まずは、"グァテマラ"と"コロンビア"をメインにブレンドした「まろやか」。口に含んだ瞬間に爽やかな酸味と甘みが広がり、後味にコーヒーの苦みやコクが残らず、ふんわりとした心地よい余韻が広がるブレンドは、普段ミルクと砂糖を入れて飲む羽多野でも、すんなりとストレートで楽しめるという。
そして香りをチェックし、ベーシックなコーヒーの香りに「自分がよく飲んでいるものに似ている」といいながら一口。そのすっきりとした味わい、喉越し、そして後味に、「これならブラックで飲める」と羽多野は笑顔を浮かべる。
続いては、"ハワイコナ"をメインに、グァテマラとブラジルをブレンドした「華やか!」。フルーティーで爽やかな酸味が特徴で、その名のとおり、"華やか"でフローラルな香りが広がる。
一口飲んで、「華やか! という表現がよくわかる」という羽多野。「まろやか」に比べて女性向きなイメージと語り、「女性ファンの多い『ハマトラ』のコーヒーに相応しいかもしれない」との感想を述べる。「"華やかブレンド"はいいですね」とかなりお気に入りの様子だ。
そして最後に出されたのが「コク!」。コロンビアとインドネシアをブレンドすることで、カフェノーウェアの頑固そうなマスターが出しそうなこだわりコーヒーに仕上げられた一品。
「『華やか!』とは対極で、渋さのあるマスターのイメージで、ダンディ」とその印象を語る羽多野。「コク!」は、深煎りの豆を使うことで、コクと香ばしさを強めているが、苦さは抑え目となっており、苦味の苦手な羽多野でも、すんなりとストレートで味わえる。
今回の企画で初めてテイスティングを経験した羽多野だが、じっくりとストレートで味わうことで、「こんなにも違うんだとあらためて感じた」と味の違いを実感。まずは一口、ブラックで飲むべきですね、と自らを省みる。「(ミルクと砂糖を)すぐ入れちゃうから。悪い癖だと思います」。
ここまで3つのブレンドをテイスティングした羽多野だが、それぞれの持つ美味しさに、なかなかひとつを選び出すことができない。「どれも美味しいんだよなあ」と迷いつつ、今度は、それぞれにミルクと砂糖を入れて、あらためてテイスティングにチャレンジする。
真剣な表情で3つのブレンドに向き合う羽多野だが、ミルクと砂糖を入れた「華やか!」を口に含んだとき、表情が変わる。「『華やか!』はストレートで飲んだとき、音楽でいうところの高音、ハイトーンな印象を受けたのですが、ミルクと砂糖を入れることでそれが失われるんじゃないかと不安でした。でも、ミルクと砂糖を入れても"華やかさ"が香りにも味にも残っている」とご満悦の表情。
「もしミルクと砂糖を入れることで"華やか!"でなくなるなら、もったいないですよね。でも、飲んでみたらちゃんと華やかで、スカッとした風味も残っている。これは女性でも男性でも飲みやすいと思います」
なお、「まろやか」については、「美味しいんですけど、どこかで飲んだことがある味。『ハマトラ』のノーウェアの味として出すとすると、ちょっともったいない気がします」との評価を下した。
一方、「コク!」については、「ミルクと砂糖を入れたお子ちゃま仕様になっているのに、『俺、コーヒーを飲んでいる』って実感があります」とお気に入りの様子で、最後まで「華やか!」とどちらを選ぶかで悩んだ羽多野だったが、「普段、僕みたいに甘くして飲んでいる人がストレートでもすんなり飲めるのがよい」ということで、最終的に「華やか!」を『ハマトラ』カフェノーウェアのオリジナルブレンドコーヒーとして選び出した。
「『ハマトラ』にアートというすごく印象的なキャラクターがいるんですけど、彼も甘党で、苦いのが飲めない。第一期の最後のほうで、アートに化けた偽者がブラックを飲んで、偽者だとばれるシーンがあるんですよ」と作中のエピソードを引用しながら、「甘くしても風味がなくならないということで、粉で買う意味が出てくると思います。なので『華やか!』を推します」
また羽多野は、「『ハマトラ』にはハニーというキャラクターがいるので、砂糖の代わりにハチミツを使ってみるのもいいのでは」と提案。自身も最近、ハチミツで甘みをつけることが多いとのことで、今回のテイスティングでは試せなかったが、ブレンドコーヒーが発売された際は、ぜひ試してみたい。
すべてのテイスティングを終えて、満足気な表情を浮かべる羽多野。「良かった、ムラサキがコーヒーを飲んでくれて(笑)」と、今回の機会を得るきっかけを作ってくれたキャラクターに感謝の言葉を贈っていた。
羽多野渉によって選び出された「華やかブレンド」は、「『ハマトラ』カフェノーウェア オリジナルブレンドコーヒー(粉)200g」として、特製キャニスター缶付き/オリジナルボックス入りで発売。初回生産数は500個。2014年5月19日より、グルーヴガレージamazon店で予約開始。お届けは2014年6月下旬。価格は3,000円(税別)で、羽多野の直筆メッセージを印刷したカードが付属する。なお、1/100の確率で、直筆サインカードも封入されるので、こちらも注目しておきたい。
また、このオリジナルブレンドコーヒーを企画販売しているグルーヴガレージからは、作品の中あちこちに登場する架空のゆるキャラ「トランカーくん」のもふもふスマホケースも発表され、こちらも予約受付中だ。もふもふスマホケースシリーズ最大のサイズで、もはやこれはぬいぐるみ以外の何ものでもない! というぐらいのボリューム感。普通に飾っても楽しめる仕様となっている。イベントなどでは、バッグやリュックに付属のカラビナで吊るしてスマホを入れていけば注目度抜群。価格は3,000円(税別)で8月下旬出荷予定となっている。
(C)カフェノーウェア/ハマトラ製作委員会