お笑いコンビの爆笑問題・太田光とくりぃむしちゅー・上田晋也が初めてタッグを組んだ番組『太田と上田』が、20日からスマートフォン向け動画配信サービス「dビデオ powered by BeeTV」で配信をスタートした。
同番組は、20年来の付き合いがあるという2人が気ままに会話し、その中で出た話題を実現させていくというもの。「コントを作りたい」という思いつきからはじまり、そのまま即興コントを作りはじめ、ついには若手芸人にコントを習いにいくという予測不可能な展開が続く。そのほか「紅白歌合戦に出たい!」「B級ニュースを語りたい」などのアイデアが飛び出し、行く先々で暴走する太田に上田が振り回される姿が笑いを誘う。
初めてタッグを組む上田に、「日本一のツッコミだと思ってます」と称賛の言葉を贈る太田。「だから、上田に身をまかせて好き勝手にやってます」と明かし、「普段一緒にやることがなくて、たまに特番で共演したとき、上田にツッコンでもらおうと思ってボケると他の先輩に怒られるっていう展開で、自由にできない事が多いんですよ」という思いを抱いていた。「だから、今回は気兼ねなくできますね」と共演を喜び、「この番組が続いて、後には『太田と上田』を再生している携帯を写す番組とかを地上波でやったら面白いかもね(笑)」と期待を寄せている。
一方の上田は、「実際問題、太田さんは面倒くさいですよ」と言いながらも、「でも、僕も太田さんと一緒に遊んでいる感じです」と相性の良さをうかがわせる。「話の中身は何にもないんですけど(笑)」と振り返るが、これまでの3回の収録では本編で3時間、その後の楽屋で1時間、さらに食事をしながら数時間しゃべり続けた。同番組を「変に肩肘張らずに適当に話した事が進んで行くのが面白いと思うので、番組の方向性を決めない方が面白くなるような気がしてます。成り行きで進めて行く感じかなと」と分析し、「でも、この番組が2年続いたら国民栄誉賞がもらえますよ(笑)」と冗談を交えてアピールした。
同番組のプロデューサーは、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」などで"ガースー"の愛称で親しまれ、数々の人気バラエティ番組を手がけてきた菅賢治氏。2人と20年以上の交流があるという菅氏は、「太田さんが上田さんといると本当に楽しそうなんですよ。自由だし、ニコニコしているし」と互いの雰囲気を伝え、「でも、この二人が共演する時は、他の共演者もたくさんいて、二人だけの絡みってなかなか見れないじゃないですか。もし、できれば、この二人だけの番組を作れたらいいなと長年思っていてようやく実現できました」と同番組に込めた思いを語った。