ビー・エム・ダブリューはこのほど、同社のプレミアム・ラグジュアリー・モデル「6シリーズ」の運転支援システムの装備内容を従来より充実させ、全国のBMW正規ディーラーで販売を開始した。オプションだった「ドライビング・アシスト・プラス」の標準装備化などがおもな内容となる。

「BMW 6シリーズ クーペ」

「6シリーズ」は従来から、「衝突回避・被害軽減ブレーキ」や、車線の逸脱をドライバーに警告する「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」、万が一の事故発生時に車両の通信機能を介してSOSコールセンターに接続し、救急や消防といった機関の早急な手配を可能にする「BMW SOSコール」などの安全装備が標準となっている。

今回の改良では、「650i クーペ / カブリオレ / グラン クーペ」にて、「ドライビング・アシスト・プラス」が標準装備となった。前方の車両との車間距離を維持しながら加減速を行い、低速走行時には車両停止まで制御する「アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)」も新たに標準装備となるとともに、従来から装備されていた「衝突回避・被害軽減ブレーキ」のシステムも、従来のカメラ・システムに加えてミリ波レーダー・センサーを併用することとなり、より精度の高い制御が可能となった。

「BMW 6シリーズ カブリオレ」

「BMW 6シリーズ グランクーペ」

「650i クーペ / カブリオレ / グラン クーペ」「M6 クーペ / カブリオレ / グラン クーペ」では、ドライバーから死角になる自車の左右後方を走行する車両や、追越し車線を急接近してくる車両をドライバーに警告する「レーン・チェンジ・ウォーニング」が標準装備に。

価格も改定され、「650i クーペ」は1,304万円、「M6 グランクーペ」は1,796万円などとなっている。