歌舞伎俳優の市川海老蔵が主演を務める映画『喰女-クイメ-』(8月23日公開)の予告編が15日、公開された。
本作は、海老蔵自から企画に携わり、三池崇史監督とタッグを組んだ作品。ジャパニーズホラーの原点である「四谷怪談」を現代に置き換え、新たな心理サスペンスを創り上げた。海老蔵が演じるのは、舞台『真四谷怪談』の主役・伊右衛門役に抜てきされ、恋人がいながら共演者に手を出すことをきっかけに恐怖に陥れられる俳優・長谷川浩介役。一方、浩介の恋人で同舞台のお岩役を演じるスター女優・後藤美雪役を、柴咲コウが演じる。日常の繰り返しがいつしか愛と欲にまみれ、芝居と現実の絡み合いは、やがて狂気となり、恐怖のどん底へ。2人を待ち受けるのは、愛の成就か、残酷な闇か。
そのほか、美雪の元カレ役を伊藤英明をはじめ、中西美帆、マイコ、根岸季衣、勝野洋、古谷一行ら豪華俳優陣が脇を固める。今回公開された予告映像は、現代劇映画に初出演した海老蔵に加え、お岩姿の柴咲も初披露。赤子の泣き声が響く中、海老蔵、柴咲、伊藤が次々に映り、「時々、芝居の世界から抜けたくない時がある」「私はないわ」のセリフに続き、「虚構が現実をのみこむ」のコピー。浩介が何者かを引っ叩き、美雪が鏡に頭突きするなど、過激なシーンが次々と描写されている。
(C)2014「喰女-クイメ-」製作委員会