プジョー・シトロエン・ジャポンはこのほど、プジョーブランド史上最もパワフルなスポーツモデル「RCZ R」を、全国の正規販売店網「プジョー・ディーラーネットワーク」で発売した。わずか1.6リットルで270PSを発揮するターボエンジンを搭載する。

プジョー「RCZ R」

「RCZ R」は2013年11月の東京モーターショーで発表されたハイパフォーマンスクーペ。同社のモータースポーツ部門であるプジョー スポールが徹底してチューンナップしたモデルで、1.6リットルターボエンジンはプジョーの市販モデルにおいて史上最高の270PSを発揮する。トランスミッションは6速マニュアルのみの設定だ。

このパワーを受け止めるべく、サスペンションはスペシャルチューニングとなっており、車高は10mm低くなっている。トラクションを向上させ、コーナリング性能を向上するトルセンLSDも装備する。ブレーキはフロントに380mmという大径ディスクを採用し、4ポッドキャリパーを組み合わせる。ホイールは19インチだ。

固定式の大型リアスポイラーやサウンドチューニングを施したツインエキゾーストパイプも装備。フロントとリアに「R」エンブレムを配し、特徴的なアーチはマットブラックに仕上げている。インテリアにはナッパレザーとアルカンタラを組み合わせた新設計のバケットシートを採用、細部に赤いステッチをあしらうなど、独特のアクセントを加えている。

左ハンドルのみの設定で、価格は540万円。150台のみの限定販売となっている。