経営はデザインそのものである(1,800円/税別)

博報堂コンサルティングとHAKUHODO DESIGNは、3月27日に書籍「経営はデザインそのものである」をダイヤモンド社から共同で出版した。

3つのコンサルティング事例やインタビューも掲載

同書は、両社社長の首藤明敏氏、永井一史氏をはじめとする、日本を代表するコンサルタントとデザイナーが、デザインという方法論を企業経営の手法として昇華させ、実務で活用できるフレームワークにまで落とし込んだ新しい経営書。

「生活者に共感される企業だけが生き残る」という考えのもと、デザインの力を経営に活用し、生活者に共感される企業や組織のビジョンを生み出すことを提案している。そのビジョンのもとに企業活動を創造していく方法を提示。生活者の支持により、企業は持続的に成長でき、社員のモチベーションも高まっていく、としている。

また、生活者に共感されるビジョンやアクションは、「経済性」「文化性」「社会性」という3視点(バリュー・トリニティ)の最適解から導き出すことができるという。そこで同書では「バリュー・トリニティ」を経営に活用する意義と、実際の活用方法を丁寧に解説。経営者だけではなく、会社や組織をよりよくしたいと考えるすべての人が活用できる内容となっている。

また提言内容を用いて著者たちが実際に行った3つのコンサルティング事例を掲載し、導入プロセスから、実務活用のヒントなどを紹介している。デザインを軸とした経営を実践する良品計画社長の金井政明氏、スマイルズ社長の遠山正道氏と著者の永井一史氏との対談も掲載。経営×デザインという新しい考えを実践するトップの思いや理念などを知ることができる。

価格は1,800円(税別)。