ドイツのポルシェAGは、2016年までにツッフェンハウゼンの本社拡張として、新しいトレーニングセンターとエンジン工場、オフィスおよびサービスビルを含む建設プロジェクトに総額3億ユーロを投資する。

ポルシェAG労使協議会議長のウーヴェ・ヒュック氏(写真左)と、トーマス・エディヒ代表取締役副社長兼人事担当取締役(同右)

ポルシェAGは本社の南西に広大な土地を購入しており、2011年以来、すでに工場の面積は2倍以上に広がっている。今回、新しい生産拠点とオフィスへの大規模な投資により、最新設備を備えた職場環境、質の良い食堂や十分な駐車場など、従業員のために適切なインフラを提供する。ポルシェを未来に適合させるだけでなく、従業員にとってさらに魅力的な職場にしたい考えだ。

ハイテク機器を備えた新しいトレーニングセンターは2015年にオープン予定で、以前は電車の車庫だった約9,000平方メートルの土地に450人以上の研修生を収容できる新しい建物が建設される。5月末から建設が始まるエンジン工場と駐車場は、新世代エンジンの生産用に設計されている。

シュトゥットガルトのポルシェセンターも拡張される。「マカン」の導入にともなうサービス部門のニーズの増加に合わせ、3月中旬に建設が始まり、2014年末に完成予定。ワークショップエリアが総面積700平方メートルから1,970平方メートルに拡大される。

社員食堂は2013年6月に第2工場に拡張した社員食堂がオープンし、供給能力は1日1,900食から2,400食に増大している。第5工場の社員食堂の拡張も今年3月に完了。現在、元のエリアでは、キッチン装備全体とカウンターを改装しており、10月中旬から1日1,000食分の供給が追加される。