日本航空(以下JAL)は3月12日、同月30日から国際線・国内線のネットワークを拡充することを発表した。あわせて、羽田空港国際線サクララウンジの広さもこれまでの約2.5倍に拡大する。

羽田空港国際線サクララウンジ(イメージ)

和を取り入れた新・国際線ラウンジ

国際線は、羽田空港からロンドン線、パリ線、シンガポール線、バンコク線、ホーチミン線を開設・増便し、成田空港からはニューヨーク線、モスクワ線を増便する。 国内線は、羽田~中部線、羽田~山形線などを増便する。

これらネットワークの拡充と国際線ターミナルの拡張にあわせ、羽田空港国際線サクララウンジが新しく生まれ変わる。現在のラウンジを拡張するエリアと国際線ターミナルの拡張部分に新設されるエリアをあわせると、面積はこれまでの約2.5倍となる。

デザインは、日本を代表するインテリアデザイナー小坂竜氏が手がけた。「モダンジャパニーズ」というコンセプトをベースに、格子や桜、工芸品など和の素材を取り入れた空間となっている。機能面ではマッサージチェアやシャワーの増設を行い、更衣室、授乳室は新設した。

国際線・国内線の乗り継ぎ利便性もアップ

また、羽田空港におけるJAL国内線の出発地で、JAL国際線区間の搭乗手続き・手荷物預かりができるようになる(国際線ターミナルへは、無料循環バス、東京モノレール、京浜急行のいずれかの利用が可能)。JAL国内線が発着する第1ターミナルと国際線ターミナルは距離が近いため、国内線から国際線への最短乗継時間は60分と、スピーディーな乗り継ぎが可能となる。

JAL国際線からJAL国内線への最短乗継時間も70分と利便性が向上。出発地で、国内最終目的地までの搭乗手続き・手荷物預かりを完了すると、国際線到着後「JAL国内線乗り継ぎカウンター」で手荷物を預けることができる。

「国内線乗り継ぎ保安検査場」で検査後は、3月30日から運行を再開する「JAL専用乗り継ぎバス」を利用すれば、JAL国内線搭乗エリアまで手ぶらで移動ができる。