映画『LIFE!』(3月19日公開)で主人公ウォルター役の日本語吹き替え声優を務めた岡村隆史(ナインティナイン)が、3月17日に都内で行われるジャパン・プレミアで、本作の製作・監督・主演の三役を務めたベン・スティラーと対面を果たし、3月21日には第6回沖縄国際映画祭にも出席することが13日、明らかになった。

主人公ウォルター役のベン・スティラー(左)と、日本語吹き替え版でウォルターの声を担当する岡村隆史(右)

昨年12月、ハリウッドのTCLチャイニーズ・シアターに手型と足型を残してハリウッド殿堂入りを果たしたスティラーは、「ウォルターは、岡村さんのように人々を勇気づける人物です。そして本作は、自分の可能性を追求していく人間ドラマです。岡村さんなら必ず、日本の皆さんに作品のメッセージを伝えてくださるでしょう!」と岡村に信頼を寄せている。

岡村自身も「小さく収まっているよりは、いっぺん自分の殻を破ってドーンと色んなものにぶつかってみてもええんちゃうか、そんな風に思える映画。だからこそ声優をやろうと決めた」と作品に共感。収録後にも「この映画のメッセージは、前へ前へというのではなく、この映画が背中をポンって押してくれて最初の一歩を踏み出す、みたいな…。間違えてたら、『そんな映画じゃないよ』ってベンさんに怒られるかもわからんけど(笑)」と、メッセージを受け取ったようだ。

今回、岡村に会うために5年4カ月ぶりに来日するスティラーに対し、岡村はハリウッド・デビューへのチャレンジを直談判するのか注目が集まっている。また、岡村は同週3月21日に第6回沖縄国際映画祭にも出席し、『LIFE!』をお披露目することも決定。週に2度もレッドカーペットを歩くという、岡村にとっては記念すべき機会となる。

本作は、平凡で地味な男の転機を描き、人生のすばらしさをうたい上げたヒューマン・ドラマ。スティラーと岡村が演じる主人公のウォルター・ミティは、雑誌『LIFE』の写真管理部に通勤している平凡な男。単調な日々の繰り返しに慣れきった彼の唯一の特技は、現実から逃避して空想に逃げこむこと。ある日、『LIFE』最終号の表紙を飾る写真のネガがないことに気づいた彼は、冒険家でもある著名カメラマンを探す旅に出る。北極圏のグリーンランドからアイスランド、ヒマラヤ山脈の高みまで、空想を超えた波瀾万丈の道のりが、彼の人生を輝かしく一変させていく。

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