下部尿路の健康維持に配慮したフード、メディファスを製造販売するペットラインはこのほど、「愛猫の健康と飼い主の愛情に関する調査」の結果を発表した。同調査は2月7日~14日にインターネット上で実施。猫を飼っている20歳以上の男女2,000名から回答を得た。

愛猫の健康に日々気を遣う人が8割

愛猫の健康診断を受けている人は半数以上

「愛猫の健康管理」について聞いたところ、「愛猫の体調の観察を毎日欠かさない」の項目では、「とてもあてはまる」が3割強(31.4%)となった。また、「愛猫の体重や体温を毎日計測する」では、「とてもあてはまる」が4.0%、「ややあてはまる」が13.2%で、合計17.2%だった。

半数以上が健康診断を受けさせている

「愛猫に健康診断を受けさせているか」を聞いたところ、「健康診断を定期的に受けさせている」は18.6%、「健康診断を受けさせているが、定期的ではない」は35.5%となり、合わせて54.1%が健康診断を受けさせていることがわかった。

健康診断に年間40,000円以上出費する人も

また、愛猫に健康診断を受けさせている1,081名に対し、「愛猫の健康診断にかかる年間費用」について聞いたところ、「5,000円未満」が22.8%、「5,000円以上10,000円未満」が40.6%、「10,000円以上15,000円未満」が16.9%となり、平均金額は12,098円。定期的に健康診断を受けさせている飼い主は平均15,175円、不定期でも健康診断を受けさせている飼い主は平均10,483円となった。

かかりつけ医が必要ないと考える人は少数派

続いて、全回答者に対し、「愛猫に“かかりつけ医”がいるか」を聞いたところ、「かかりつけ医がいる」が62.1%となった。愛猫に定期的に健康診断を受けさせている人では「かかりつけ医がいる」割合が9割(89.0%)、不定期でも健康診断を受けさせている人は7割半(74.3%)となっており、健康診断を受けさせていない飼い主(41.8%)よりも高かった。

女性は愛猫が泌尿器の病気にかかることを心配している

男性は愛猫の病気の心配が「特にない」人が女性より多い

全回答者に対し、「愛猫がかかることを心配している病気」を聞いたところ、「感染症(猫風邪、猫エイズ、猫白血病ウイルスなど)」(40.0%)、「泌尿器の病気(下部尿路疾患、腎不全、膀胱炎など)」(39.5%)、「悪性腫瘍(乳がん、リンパ腫、扁平上皮がんなど)」(32.2%)などとなった。

男女別にみると、今回質問した全ての病気で女性は男性よりも心配している割合が高く、女性は愛猫が病気にかかることを心配しがちな傾向がわかった。特に、「泌尿器の病気」については、女性が心配する割合は5割(49.3%)となり、女性飼い主が最も心配している病気だった。

また、「愛猫にかかりつけ医がいる」人、猫の死因として最も多いと言われる“腎不全”などの危険性をかかりつけ医から聞き及んでいるのか、「泌尿器の病気」を心配する割合が4割半(45.2%)と高くなった。

愛猫が泌尿器の病気に罹った経験がある人は食事に気を付けている

「愛猫の下部尿路疾患の予防・再発防止や下部尿路の健康維持のために配慮していること」を聞いたところ、「新鮮で十分な水を与える」が61.6%、「規則正しく食事させる」が40.2%、「適度な運動をさせる」が33.6%だった。また、愛猫が泌尿器の病気にかかったことがある人は「食事に気を配る」傾向が強く、「下部尿路の健康維持に配慮したフードを与える」(63.8%)、「食事はドライタイプとウェットタイプを併用する」(33.2%)などの割合が高くなった。

調査の詳細は「ペットラインのプレスリリース」で確認できる。