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和歌山電鐵の「たま」、会津鉄道の「ばす」、旧片上鉄道吉ヶ原駅の「コトラ」「ホトフ」……。中国人の萌え好き若者の間で、日本の「ネコ駅長」がいる駅が、日本で必ず訪れたい目的地のひとつとして大注目されている。

「猫が赤字路線を救うなんてすごい」

中国版ツイッター「ウェイボー」で最も話題となっているのは、和歌山電鐵の「たま」。2007年から和歌山県のJR和歌山駅と紀の川市の貴志駅を結ぶローカル線・和歌山電鐵貴志川線貴志駅に勤務、それまで赤字路線だった同線に多大な経済効果をもたらしたと言われている。

2014年1月には「たま」が貴志駅だけでなく、同線14駅を統括する「ウルトラ駅長」になったというニュースは、「ウェイボー」でもすばやく発信・転送! 「猫が赤字路線を救うなんてすごい」と感動するつぶやきが流れた。「たま」は中国語では「小玉」と呼ばれ、「いつか小玉に小魚をあげに行きたい!」「小玉、萌えすぎる」というコメントが多数寄せられた。

「『たま』の“萌え”度にはかなわない」

実際に「たま」に会うために貴志駅を訪れたという人たちの中には、ウェイボーで「去年行った、超かわいかった!」と興奮つぶやきをアップする人も。一方、「せっかく長い時間かけて頑張って行ったのに、寝てた(泣)」と残念がるつぶやきもある。

貴志駅には高齢化した「たま」を支える、2代目駅長「にたま」も登場。中国語ツイートでは「二玉」と呼ばれ、「たま」同様、人気を博している。

ウェイボーでは「日本の動物駅長は猫だけじゃない」と、ライバルとして北条鉄道北条町駅のサル駅長や四国旅客鉄道卯之町駅のウサギ駅長を紹介するつぶやきもあるが、コメントでは「『たま』の“萌え”度にはかなわない」と一蹴されているようだ。