映画『幕末高校生』の完成報告会見が5日、都内で行われ、キャストの玉木宏、石原さとみ、柄本時生、千葉雄大と李闘士男監督が出席した。

映画『幕末高校生』の完成報告会見に出席した石原さとみ(右)と玉木宏

眉村卓の小説「名残の雪」を原案にした同作は、タイムトラベルをモチーフにした歴史エンタテインメント作品。高校教師の未香子(石原)は、3人の生徒とともに、新政府軍と幕府軍の戦いが始まろうとしていた幕末にタイムスリップしてしまう。和平交渉をしようとする勝海舟(玉木)に出会った未香子たちは、歴史が変わろうとしていることに気づき、未来を守ろうと奔走する――というストーリーで、映画は7月26日から全国公開。

役衣装で登場した主演の玉木は、「コメディタッチですごく観やすい作品。史実に基づいた内容なので、理解しやすいと思う」とアピールし、ヒロインを演じた石原は、「歴史を教えるシーンもあるので、勉強にもなると思う」とにっこり。2人は同作が初共演で、玉木が「瞬発力があるで、色んな反応が返ってくる女優さん」と絶賛すると、石原も「待ち時間が多かったんですけど、色々赤裸々に話してくれました」と意味深な笑みを浮かべた。

また、撮影中にドッキリを仕掛けたという石原は「監督が飲んでる向かいに個室をとってキャスト陣で聞き耳を立ててたけど、つまらないくらい褒めるんですよ~」と暴露すると、李監督は「あと30分遅かったら色々出てたかも」と苦笑い。そんな茶目っ気たっぷりの石原が教師だったら? と聞かれた男性陣は、「視力が悪いフリして1番前の席に座る」(玉木)、「褒めてもらいたいから、ちゃんと授業に出る」(柄本)、「テスト用紙の裏に手紙を書きます」(千葉)と真剣に語り、石原は「ありがとうございます」と大照れしていた。