NHK BSプレミアムのドラマ『ダルマさんが笑った。』の完成披露試写会が28日、東京・渋谷区のNHK放送センターで行われ、キャストの安藤サクラ、高橋努、倍賞美津子が出席した。

ドラマ『ダルマさんが笑った。』の完成披露試写会に出席した安藤サクラ、倍賞美津子

高知放送局が制作した同ドラマは、高知県宿毛市の港町を舞台にしたヒューマン・コメディ作品。バツイチで子持ちの恋人がいる美奈(安藤)は、"幸福のダルマ夕日"を見るために高知県を訪れる。美奈は、漁師の勇(高橋)に連れて来られ、"はちきん"お母ちゃんとしてみんなから慕われる公子(倍賞)に出会う――というストーリーで、ドラマは3月19日22時から放送予定。

映画の撮影で同地を訪れたことがあるという主演の安藤は、「土地と人柄に心を奪われていたので、即決しました」とオファー時の心境を語り、「(制作陣に)ドラマを撮ってる人がいなかったので、俳優部も一緒になって必死に撮りました」とにっこり。"はちきん"とは、元気でたくましい女性のことで、安藤は「"はちきん"おばちゃんたちに助けられた撮影でした。やっとドラマをお届けすることが出来てうれしい」と笑顔を見せた。

そんな"はちきんお母ちゃん"を演じた倍賞は、方言に苦労したことを明かしつつ、「色んな女性を演じてきたけど、女性は強いと思う。世界各国みんな強いです」と語り、「久し振りに気持ちよくヒットした地方でした」と高知でのロケに大満足だった様子。また、会見には、高知県宿毛市出身で、主題歌「永遠の海」を歌う岡本知高も出席し、「ダルマ夕日は故郷の象徴なので、貢献できてうれしい」と起用を喜んだ。