ネクストリンクは、1月29日~31日にかけて、企業の広報・人事担当者300人を対象に、「ネット上の誹謗中傷対策に関する意識調査」を実施した。
悪意ある書き込みに9割が「何もしていない」
まず最初に、自身の会社に対する"悪口"や"誹謗中傷"などの書き込みを見つけたことがあるか尋ねたところ、「ある」と124名が回答した。
悪意ある書き込みを見たことがあると答えた担当者124名に対し、何か対策をしているか聞くと、「いいえ」「何をしていいのかわからない」をあわせて92.8%が「何もしていない」と回答した。企業側の対策意識はまだ低いという結果が明らかになった。
次にネット上のでの評判は、企業にとって損害を与えると思うか尋ねたところ、50.7%が「従業員や社内スタッフのモチベーションが下がる」、50.0%が「エンドユーザー(特に見込み顧客)が減ってしまう」と回答。さらに43.0%が「複数社から内定を取っている優秀な学生が採用できない」と回答している。
ネット上で自身の会社がどのように言われているか知っているか尋ねると79.7%が「よく知らない(少しは知っている、全く知らないの合計)」と回答した。ネットでの悪意ある書き込みが採用に及ぼす影響を懸念しながらも、内容をよく知らず、対応もできていないことがわかった。