アイドルグループ・アイドリング!!!のリーダーを務める遠藤舞が14日、東京・台場のZeppDiverCityで行われた卒業ライブ「さよならは別れの言葉じゃなくて 再び逢うまでの遠い約束ング!!!」でラストステージを飾った。

東京・台場のZeppDiverCityで行われた、遠藤舞の卒業ライブ「さよならは別れの言葉じゃなくて 再び逢うまでの遠い約束ング!!!」

昨年12月8日のライブ「アイドリング!!!13th LIVE 史上最大!25人の大作戦グ!!! 晴れ、時々神」で、突如卒業を発表した遠藤。大雪に見舞われながらも駆けつけた約2,000人のファンの前で、遠藤は、メンバーそしてリーダーとしての最後の公演を楽しむように全33曲を歌い切った。

ライブの途中、中学生メンバーがステージを後にする際のコメントで号泣するも、本人は平静。それでも、最後にはメンバー全員の涙にもらい泣きし、「音楽を生業にするという夢をアイドリング!!!で近い距離にしてもらい、ファンの皆様、スタッフの皆様に助けられて今日を迎えることができました。まだまだ未熟ですが、これから独り立ちしても頑張っていきます!」とこれまでの感謝と今後の意気込みを伝えた。

また、ガールズバンド・赤い公園の津野米咲からの楽曲提供である「MUJINA」が、5月14日に2ndソロシングルとして発売されることを発表。卒業後はソロ活動に専念すると宣言していたことから、客席からはこの日一番の歓声が上がった。リリースするレーベルは、前作に引き続きMONKEY MAJIKなどが所属する、エイベックス内のロック専門レーベル「binyl records(ヴァイナルレコーズ)」。幼少期より触れているピアノ演奏という得意分野を武器に、本人が好んで聴くロックに重心を置き、「Piano Pop Rock」という新たなジャンルに挑む。

SMAPの50枚目のシングル「JOY!!」の作詞・作曲を手掛けるなど、注目を集めている赤い公園・津野は、「遠藤舞さんの新たな門出に、参加させていただける事を心からうれしく思います」と語り、「たくさんのきらびやかな音も良いなとは思いましたが、これから新たな道を進んで行こうとしている舞さんのことです。こちらも精いっぱい本業のバンドサウンドで挑ませていただきました。恋の罠は、愉快で、切ない。そんな曲です。舞さんを思って、かきました」と制作意図を説明。

一方、「赤い公園さんの独創的な世界観が、カッコ良くてすごく好きなのでとてもうれしいです」と今回の楽曲提供に大喜びの遠藤。「『MUJINA』というインパクトのあるタイトルとは裏腹に、爽やかでちょっと切ない曲になっています。同年代の女性が聴いて、共感していただけるとうれしいです」と同曲に込めた思いを語り、ファンに向けて「アイドリング!!!を卒業して、これからはソロに本腰を入れて活動していきます。新しい挑戦や発見をしながら頑張りますので、これからも応援よろしくお願い致します」とメッセージを送った。

遠藤舞 2ndソロシングル「MUJINA」
左からCD+DVD(1,680円)、CD+ミニフォトブック(1,365円)、CDのみ(1,050円)