ライフネット生命保険は5日、「2014年、今年こそ見直したいもの」に関する調査結果を発表した。同調査は、2013年12月2日~4日の期間にインターネット上(モバイルリサーチ)にて行われ、20~59歳の男女1,000人から有効回答を得た。

まず、4月の消費増税に向けて、家計をやりくりして今より月にいくら節約したいかと尋ねたところ、「9,999円以下」が45.1%で最多。以下、「1万円~1万9,999円」が36.7%、「2万円~2万9,999円」が12.1%、「3万円以上」が6.1%と続いた。平均は1万76円だった。

消費増税前までに見直して節約できる(削れる)と思うものについては、「外食・飲み会費」が68.8%でトップ。次いで、「旅行などの娯楽費」が47.0%、「家庭の食費」が46.2%、「水道光熱費」が35.8%となった。

2014年4月の消費増税前までに、見直して節約できる(削れる)と思うもの(複数回答)

一方、1世帯あたりの年間払込保険料が平均41.6万円と「人生で2番目に高い買い物」ともいわれる生命保険について、「保険料」を見直して節約できると答えた人は11.2%にとどまり、約9割が「見直せないと思う」と考えていることがわかった。また、「人生で最も高い買い物」といわれる住宅購入に関連する「家賃(住宅ローン)」について、節約できるとした人はわずか3.4%となった。

消費増税の決定後に始めた節約や見直しの具体的な行動を自由回答で聞くと、「節電家電品への買い替え。電気代や水道代など光熱費のプランの見直し」(30代女性)、「大型テレビの購入を行った」(20代男性)、「増税前の新車購入」(40代男性)といった意見が寄せられた。また、「友人との付き合い(飲み会)を極力減らす。休日はなるべく家で過ごす」(40代男性)、「トイレに使う水を風呂の残り湯でカバー」(50代男性)など、かなり切実な節約生活を始めている人も見られた。

他方、「資産運用で増やす」(30代男性)など、増税分のお金を自力で増やすといった意見もあった。

もし毎月のお小遣いを見直せるなら、今よりいくら欲しいかと質問したところ、60.9%が「今よりも増やしたい」と回答。それに対して、「現状維持でいい」は35.9%となった。金額は「1万円以下でも増えれば嬉しい」が30.9%で最も多かった。

毎月のお小遣いを「今よりも増やしたい」と回答した人(609人)を対象に、お小遣いが増えた場合の使い道を自由回答で尋ねると、「豪華な食事」(20代男性)や「毎月小旅行に行く」(20代女性)のように、増えた分は"自分へのご褒美"に使いたいという意見が散見された。このほか、「車を買い換えるための蓄え」(40代男性)や「バイク貯金」(30代男性)など、"コツコツ型"も見られた。