ポルシェ ジャパンは2月1日から、コンパクトSUV「マカン S」「マカン ターボ」の予約受注を開始する。日本に導入されるのはガソリンエンジンを搭載する2モデルで、トップグレードである「マカン ターボ」は最高出力400PSを誇る。
昨年のロサンゼルスモーターショーでワールドプレミアを果たし、東京モーターショーにも出展された「マカン」から、ガソリンエンジン搭載の2モデルが発売される。「マカン S」は最高出力340PSの3.0リットルV型6気筒ツインターボエンジンを搭載。「マカン ターボ」は最高出力400PSの3.6リットルV型6気筒ツインターボエンジンが搭載される。
トランスミッションはともに7速のPDKで、電子制御式のマルチプレートクラッチを使用したアクティブ4WDシステムにより、タイヤが駆動される。「マカン ターボ」は0-100km/h加速が4.8秒と、SUVとしては驚異的な性能を発揮し、スポーツクロノパッケージを装着することで、このタイムをさらに4.6秒にまで短縮できる。最高速度は266km/h。同時に燃料消費量(NEDC)は8.9リットル/100kmを達成しており、燃費性能も十分に高い。
「マカン」は他のポルシェのモデルの特徴を随所に取り入れているのも大きな特徴。タイヤサイズは前後で異なり、後輪が大きいのは「911」の特徴を引き継いだものだ。ポルシェが「フライライン」と呼ぶ、リアエンドに向かって傾斜するルーフ形状も、「911」との共通点となっている。ヘッドライトやドア下端のサイドブレードは、「918 スパイダー」のイメージと重なるものだ。
価格は、「マカン S」が719万円、「マカン ターボ」が997万円。日本導入は4月以降となるため、この価格には消費税8%が含まれるとのこと。具体的な納車時期などは明らかにされていない。