――江頭さんの雄姿を間近で見てきた寺田さんだからこそ知る、「芸人・江頭2:50」の魅力は?

寺田:魅力ねぇ………そうですねぇ………。

江頭:ないのかよ! いっぱい感動させる話とか待ってたのに。1つもないのかよ!

寺田:25年前から思い出していたんですけどね。なかなか、出てこねぇなぁ。

江頭:勘弁してくれよ…。

寺田:でも、そこまで追い込めるというのは、すごいなというのはありますよ。普通は逃げ出したくなると思うんですけど。

江頭:それ、出口がないだけじゃないかよ! 俺が目隠しして、お尻に何かを当てられて、それを言い当てるというのがあったんだけど、まさかのスタンガン。スタンガンっていう言葉が出なくて「スタ…スタ…」って言ってたら、何度も当ててくるんだよ。その時も、入口閉めてたじゃないかよ! しかも、そこにプロデューサーたちがいたじゃないかよ。それは逃げられないよ…。

寺田:でも、目隠しを取ることもしないでしょ。そこはやっぱりすごい。

江頭:取ることすら忘れてるんだよ!

――そんな江頭さんがいちばん逃げ出したくなった挑戦は?

江頭:あるよ。まず、橋からダッチワイフを落として、それをバンジーで落ちながら取るっていう挑戦。頭おかしいだろ? ウルトラクイズとかで逆バンジーはあったけど、普通のバンジーは初めてだよ。そういうネタはディレクターたちが考えるんだよ。俺のワイフなんだけど、キャサリンっていう…。キャサリン死んだまま、俺のもとに戻ってきてないんだよ。

――ということは、挑戦失敗だったんですね。

江頭:そうなんだよ。

寺田:次でリベンジしたいですよね。

江頭:全部ある程度は成功してるんだけど…。もうあの夜は酒飲みまくったよ。

寺田:今回はロケが冬だったので、バンジーができなかったんですよ。

江頭:次回は絶対にやりたい。ぜひ、そこに来てよ!

――さて、2013年はあらためてどんな年でしたか?

江頭:嫌なことを思い出させるなよ! 今年はもう忘れたんだよ! なんか、嫌なことがあったような気はする。

――では2014年はどのような年にしたいですか。

江頭:あのね。ケガをしない一年にしたいね。

寺田:ほんと、それは大事だね。

江頭:でもね、エガちゃんピンやってるとね、それをすごく思うんだよ。生きてたぜって。

寺田:帰りのロケバスで涙流すもんね。

江頭:本当に涙が出てくるんだよ! それで家に着いて、テレビ見てると生きてる実感がわいてきて、みんなに電話したくなるんだよ。レモンサワーと一緒に涙が出てくる…。

寺田:やばいよ、本当に! 戦争から帰って来たみたいだね。

江頭:そんな意味で、この番組はダントツにすごい! 俺、リアクション芸人って言われてるけど、アクション芸人ですよ! スタントマンもこれを見ろよ! 俺、スタントなしでやってるんだぜ!