「節約」と聞くと、「面倒くさいけどやんなきゃな!」という義務感が先立ったりしませんか? でも、ゲーム感覚で節約を楽しんでいる人も、実は結構いるものです。そこで今回、筆者周辺の節約上手な主婦たちの、リアル口コミネタを集めてみました!
食費編
●ふるさと納税で特産品をゲットする。住民税年間収めた金額の1割までの範囲で、任意の自治体にふるさと納税という形で寄付することができる。住民税全体の金額は変更なし。カード決済で寄付できるので、寄付したらその自治体から特産品が送られてくる。実質特産品をただでもらえるのでお得。実際筆者は、これで鳥羽市の伊勢海老、大山ハムをもらいました。
●よく売れているスーパーのおつとめ品は品質が良くて新鮮。意外と高級スーパーがおすすめ。とある主婦は、クイーンズ伊勢丹をよく利用しているそう。
●買い物する時は空腹にならないようにする。アメをなめながら買い物するだけで全然違う。余計な買い物をしない。
●ハーブを育てる。ハーブは日当たりが悪くても育つ。とある主婦は、玄関先の小さなスペース(ほぼ日が当たらない)でローズマリーを育てているが、生のハーブは料理の格をあげてくれるとのこと。
水光熱費編
●電球を代える。冷蔵庫に次いで、照明器具は年間消費電力量が2番目に高く、例えば白熱電球1個をLEDに取り替えるだけで、年間1,980円の節約になる。
●茹でモノは無水鍋でする。とある主婦はフィスラーの鍋を使っているが、例えばほうれん草は、洗った水滴だけで充分茹でることができる。時間、ガス代共に節約になる。
●洗濯は軽い汚れコース、短時間(スピード)コースで。全然これで十分だし、あまり長時間洗うと布が痛むそう。実際に世の中にはこういうニーズがあるらしく、某大手メーカーからも、この夏に「時短」洗剤が出ている。
●3首(首、手首、足首)を温めると、防寒になる。筆者は家の中で、マフラー、レッグウォーマーは欠かさない。カイロ・暖房を使わなくて済めば節約になる。
●冬のこの季節。煮込み料理は欠かせない。「ル・クルーゼ」などの保温性の高い鍋に強火で火を入れて、弱火にするタイミングで鍋ごとタオルに包む。あれば発砲スチロール箱などの断熱効果の箱に入れて保温すると、余熱での煮込みでガス代が節約できる。直火で料理するよりも、軟らかい味になる。
医療費編
●市の住民健診を上手に使えば、人間ドックに行くよりも検診代も節約できるし、そこで病気を早期発見できれば医療費も大幅に節約できる。自分の住んでいる地域では、どんな検診が無料なのか内容や時期をチェックし、申し込み日時のタイミングをスケジュール帳に書き込むところから始めよう。
●ジェネリック医薬品を利用する。開発費がかかっていないため、従来の薬品よりも安いのがジェネリック医薬品。最近は薬局で「ジェネリックを利用しますか?」と聞かれることも多いが、筆者は医師に診察してもらう段階で常備薬をこちらから「ジェネリック医薬品でお願いできますか?」と提案したので、安く抑えることができた。とりわけ常備薬の場合は使う量が多いので、一度はきちんと検討してみるべき。
●確定申告で医療費控除する時は、市販薬のレシートも使える。病院へ通院する時のタクシー代も対象なので、領収証は金券と思って必ずとっておくこと。
レジャー費編
●株主優待で得をする。例えばイオン。一定株数を持つことによりイオンラウンジを無料で利用できる。1日1回、30分程度という決まりはあるが、コーヒーやお茶、ジュースを試食という形で利用できる。
●旅行はジェットスターなどの格安航空会社(LCC)を使う。成田空港から松江へジェットスターを使ったが、安くて快適だった。全然問題なし。問題点としては、混雑していると料金が高くなるところ。比較しながら活用したい。
●立地のいい場所にあるデパートの駐車場や駐輪場は使い勝手がいいが、有料の場合がある。そこで駐車場や駐輪場の賢い使い方をひとつ。筆者は近所のデパートの駐輪場を使う時、自治体指定のゴミ袋を買っている。駐輪のために高い商品や食品を買いたくないからで、これならどこで買っても同じ値段なので安心だ。
手数料編
●賃貸物件の契約更新をする時は、家賃の値下げ交渉はマスト。何回か更新して住み続けていると、周りの相場より割高な家賃になっているケースも多いもの。周辺相場を調べて「今の相場」に下げてもらうよう交渉するのは、ごく普通のこと。
●ネットバンクに口座をひとつは持っておくべき。金利が高く、振込手数料が安い。
●料金明細をインターネット通知する。携帯電話などの料金明細を郵送からインターネット上で通知するサービスに変更する。月々100円割安になる上に、紙ゴミも削減で二重にオトクだ。
●禁煙すると、生命保険料(死亡保障)が2~3割安くなる。たばこ代もかからなくて、保険料も安く健康にも良い。一石三鳥。
これらは実際に活用して「おトク!」と実感した技だ。こうした細かいこと一つひとつを積み重ねていくことで、気がついたら節約できていたということになるはず。特に気負わずとも、ゲーム感覚で節約生活を楽しんでいただきたい!
筆者プロフィール : 楢戸 ひかる(ならと ひかる)
1969年生まれ 大手商社勤務を経てフリーライターへ。中学生と小学生の男児3人を育てる主婦でもある。家事生活をブログ「家事マニア」にて毎週火曜日に更新中。