《東海道五拾三次之内 原 朝之冨士》歌川広重

東京都江戸東京博物館(東京都両国)では2014年1月2日~2月2日まで、特集展示「東海道五拾三次 - 江戸の旅事情 お伊勢参りと物見遊山 - 」を開催する。

広重10歳の時の作品も公開

《三保松原図》伝歌川広重 (安藤徳太郎)

同展では、江戸時代の浮世絵師・歌川広重が江戸の東海道を描いた保永堂版「東海道五拾三次」のほか、葛飾北斎が描いた東海道の俯瞰(ふかん)図を公開する。風景・宿場・寺社・一里塚などの情報が描かれた「東海道絵図」や、当時の旅道具・伊勢参りに関する資料なども併せて展示する。また、広重が10歳の時に描いたという富士背景の「三保松原図」も、同館で初公開するという。

山駕籠に乗って江戸時代の旅人気分!

特集展示公開に併せ、「山駕籠(やまかご)イベント」も開催する。1月2日・13日には、両国駅前に山駕籠が登場。JR両国駅西口から同館まで、山駕籠に乗ることができるイベントを実施する。時間は11時~12時となっている。

13時~15時までは、同館3階の江戸東京ひろばで、山駕籠と町駕籠に乗れるイベントも実施する。いずれも駕籠の乗車は子供優先となる。乗車できる人の体重は50kgまでで体験は無料。13日には江戸時代の旅姿を再現した「ぶらぶら町人」が常設展示室に登場して、会場を盛り上げる。

山駕籠(イメージ)

お正月には獅子舞の練り歩きも

また、1月2日からは「えどはくでお正月!2014!!」も開催する。館内では獅子舞(ししまい)の練り歩きや、筝(こと)の演奏などの伝統行事を楽しめるイベントを実施。特集展示「東海道五拾三次 - 江戸の旅事情 お伊勢参りと物見遊山 - 」に関連した巨大すごろくや巨大パズルイベントも行う。