内閣府は6日、2013年10月の景気動向指数(CI、2010年=100)速報値を発表した。それによると、現在の景気とほぼ一致して動く「一致指数」は前月比1.2ポイント上昇の109.6となり、2カ月連続で上昇した。内閣府は、一致指数を踏まえた基調判断を「改善を示している」に据え置いた。
景気の先行きを示す「先行指数」は前月比0.7ポイント上昇の109.9と、同じく2カ月連続の上昇。遅れて動く「遅行指数」は同0.9ポイント下降の113.1と、9カ月ぶりに下降した。
一致指数を構成する11系列のうち、上昇に寄与したものは7系列、低下に寄与したものは4系列。このうち、生産指数(鉱工業)は前月比0.5%増、鉱工業生産財出荷指数は同0.5%増、大口電力使用量は同2.4%増、耐久消費財出荷指数は同3.7%増、投資財出荷指数(輸送機械除く)は同5.5%増、有効求人倍率(新規学卒除く)は同0.03%増となった。
一方、所定外労働時間指数(調査産業計)は前月比0.7%減、商業販売額(小売業)は前年同月比0.7%減、商業販売額(卸売業)は同1.2%減、中小企業出荷指数(製造業)は前月比1.3%減となった。