「日本の家族25年変化」調査レポートより(株式会社博報堂博報堂生活総合研究所調べ)

ペアレンティングアワード事務局は、2013年ペアレンティングアワードの「受賞アイテム<モノ部門>」が決定したことを発表した。同事務局は今年の傾向として、「高額な商品」が多数選出されていることを挙げている。

ロイヤルベビーグッズに注目集まる

「ペアレンティングアワード」は、「赤すぐ・妊すぐ(リクルート)」や「nina's(祥伝社)」など育児雑誌6誌が中心となり委員会を構成。毎年大きな話題を集めた「子育てにまつわるヒト・モノ・コト」を選出し、更に編集部投票とパパ・ママ読者投票によりトレンドを決定し、表彰している。

このほど、第6回となる「ペアレンティングアワード」に選ばれた<モノ部門>全アイテム20商品を発表した。同委員会によると、少子高齢化の流れを受けて子供にかける金額は増加傾向にあるという。今回もそれを裏付けるように、これまでとは違う「高額な商品」が多く選出されている。

選出されたアイテムの中には、ベビーカー「バガブー・カメレオン・スリー」、おくるみ「モスリンコットンスワドル」などがある。これは英国王室のウィリアム夫妻がそろえた育児アイテムで、2013年にロイヤルベビーが誕生したことを受けて、著名人やママブロガーなどによって広く紹介されて注目を集めた。

ロイヤルベビー誕生を受けて注目されたアイテム

また、ライフスタイルに合わせて用途が同じ育児アイテムを複数用意する例として、「ベビービョルンベビーキャリアOne」や持ち運び可能なベビーチェア「イングリッシーナファスト」などを紹介している。これは家庭だけではなく、実家など子育ての場が拡大したことで、複数のアイテムが必要になることが影響しているという。

食品宅配サービス「おいしっくす」などが人気

ウォーターサーバーなど、食の安全志向も

衛生面・安全性に対する意識の高まりを受け、子供には安全な水や食事を与えたいという意識が高まったことから、安全な食材やウォーターサーバーにも注目が集まっている。そのほか、浄水器や空気清浄器への購買意欲も上昇傾向になった。安全な食材が手に入る通販サービスは、安全面はもちろん家事の時短という側面からも評価が高い。

また、現在は自分の趣味を生かして育児を楽しむ傾向があることが明らかとなり、最新デジタル機器が不可欠なツールであるという。スポーツや音楽、本など様々な趣味のアクティビティを子供と一緒に楽しめるタブレットなども、「育児アイテム」として購入する傾向がある。

詳細は、ペアレンティングアワード公式サイトで案内している。