ヤマハ発動機は14日、「クルーズコントロール」などの最新電子制御を搭載し、長距離ツアラー性能とスポーツ性を両立させたというスポーツツアラー旗艦モデル「FJR1300AS」と「FJR1300A」を12月10日に発売すると発表した。価格は、FJR1300ASが173万2,500円、FJR1300Aが141万7,500円。
FJR1300ASとFJR1300Aは、1,300ccの水冷4ストロークDOHC・直列4気筒FIエンジンを搭載し、長距離ツアラー性能とスポーツ性を兼ね備えたという新製品。スロットルバルブ駆動にYCC-T(ヤマハ電子制御スロットル)を採用し、吸気・燃料供給から排気系まで総合的な調和を図ることで、滑らかかつ力強い出力特性を引き出すとのこと。また、好みや走行環境に応じエンジン特性を2つのモードから選べる「D-MODE」や、滑らかな発進性を支える「TCS」(トラクション・コントロール・システム)を採用している。
高速ツーリングの快適性向上を図る機能として、3~5速で約50km/h以上での走行時にセットすると、アクセル操作なしで一定速度を維持した走行が可能となる「クルーズコントロール」を同社製国内向けモデルで初搭載。リアブレーキ操作でフロントブレーキに一定の効力を与え、ライダーのブレーキ操作をサポートする「ユニファイドブレーキシステム」も採用。さらに、FJR1300ASにはクラッチ操作が不要なYCC-S(ヤマハ電子制御シフト)と電動調整サスペンションも導入されている。