ペットと一緒に語り合う

東京都世田谷区のサロン「ラ・ポルタ・ディ・アフロディーテ」では、11月7日までパネル展「被災動物たちの命の灯火。そして今…」を開催している。

牧場に残された牛や、飼い主を待つペットたちは今?

展示の様子

同展では、東日本大震災や東京電力福島第一原発事故のため、飼い主のいなくなった動物を保護する活動を紹介している。

同展開催のきっかけは、主催者が宍戸大裕監督の被災動物保護の活動をテーマにした映画「犬と猫と人間と2」を見て、現状を多くの人に伝えたいと企画。映画に登場する福島市や宮城県石巻市の動物シェルターや、放射能汚染により、国から殺処分を命じられた牛約400当の世話を続ける牧場から借りた動物たちの写真を展示している。

また「被災動物たちの今」をテーマに、被災動物たちの現状とその保護活動をしている保護主の様子を伝える写真も公開。東日本大震災で命を落とした動物たちの絵を飼い主に贈る「震災で消えた小さな命展」からも作品を紹介する。

主催者の佐々井さんは現地の様子について「大震災から2年半が過ぎても、飼い主の元に戻れないペットがいる。牧場ではえさとなる牧草の入手が難しい状況に。写真を見て、自分にできることを考えるきっかけになれば」と語る。

パネル展は11月7日まで開催。時間は正午から17時まで。ペットを連れての入場もできる。入場無料。会場は東京都世田谷区駒沢4-12-22 Tifare駒沢4F。