「左様」という言葉は時代劇のセリフなどでも度々登場しますが、ビジネス用語のひとつとして現代でも使われることがあります。「左様ですか」「左様でございます」などといった使われ方をするのが一般的ですが、実際にどのようなときに使っているのか、マイナビニュース会員を対象にアンケートを実施し調査してみました。



Q.「左様ですか」という言葉を使っていますか?

よく使っている 2.6%
使っている 9.0%
あまり使っていない 32.2%
使っていない 56.2%

■使っている人の意見

よく使っている
・「お客さまの話を聞くとき」(27歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「相づちを打つとき」(32歳女性/金融・証券/事務系専門職)
・「そうですか、と言いたいときで敬語をしっかりと使わなくてはいけない相手には使っている」(24歳女性/金融・証券/事務系専門職)
・「接客中、電話のときなどに、相手の言ったことに対して相づちを打つときに使っている」(28歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)

使っている
・「お客さんとの接客中」(29歳男性/運輸・倉庫/技術職)
・「商談・電話応対のとき」(33歳男性/情報・IT/営業職)
・「仕事相手との電話で」(33歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「お客さまと電話で話すときに"そうですか"と言うのはあまり良くないと上司から教えられたため」(29歳女性/生保・損保/営業職)

■意味は?

「左様(さよう)」とは「そのとおり」「そう」など肯定をあらわす言葉です。もともとは「然様(さよう)」という漢字が用いられており、「左」という漢字は当て字であるという説が一般的です。「然」という漢字そのものが肯定の意味を持っており、この漢字を利用している言葉として「必然」「自然」なども似たような使われ方をしています。

今回の調査結果で「左様ですか」を使っていると答えたのは11.6%でした。親しい人に対して使うよりも目上の人、取引先、お客さまなど丁寧な言葉を用いたいときに利用しているケースが多いようです。しかし相づちとして連続的に使いすぎることで、逆に話を聞いていないと思われてしまうことも。一言一言気持ちを込めて使うように心がけてみると良いでしょう。

調査時期: 2013年10月12日~2013年10月13日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性238名 女性262名
調査方法: インターネットログイン式アンケート