ロールス・ロイス・モーター・カーズはこのほど、「ゴースト」に伝統的な中国美術における馬の表現にインスピレーションを得た限定ビスポークモデル「マジェスティック・ホース・コレクション」を発表した。

「ロールスロイス ゴースト マジェスティック・ホース・コレクション」

同限定モデルでは、職人の手によるさまざまな装飾が加えられている。ダッシュボードには中国伝統美術に着想を得た馬のモチーフが木象嵌細工で表現されており、ヘッドレストとクッションには同様のモチーフの刺しゅうが施されている。ボディを前後に流れるツインコーチラインには、職人の手書きによる馬のモチーフが添えられている。

アジア地域ではビスポークの需要が拡大しており、中国では前年比で103%も売上が増大した。同限定モデルは、こうした需要の高まりを受けて発売されるという。馬をモチーフとしたのは、2014年が十二支の午(うま)年で、しかも60年に1度の甲午(きのえうま)の年となっていることを記念したものだ。

ヘッドレストとクッションに刺しゅうが

車体にも馬のモチーフが描かれた

ロールス・ロイス・モーター・カーズのビスポークデザインマネージャーを務めるギャビン・ハートレー氏は、「世界中のお客様が神話や伝説、伝統行事などをテーマとした特別な車を注文されます。当社のビスポーク・チームは創造性と柔軟な発想力をもって、こうした特別な要望に応える美しい装飾を施した製品を形にしています。幸運な年である甲午を記念して、クラフトマンたちの巧みな木工技術を駆使した特別モデルを制作できることをうれしく思います」と語っている。